お墓探しは家族の意見も踏まえること

お墓探しについて考えておかなければいけないのは、家族にとって負担にならないということです。今までは先祖代々のお墓を維持するということが当たり前でしたが、最近は子供たちが親元から離れて生活していたり、一人っ子が多くてお墓を継ぐということができなかったり、などという変化が起こっています。家族形態が変化する中でお墓探しに大切なことを見ていきたいと思います。

まずお墓探しは誰のためにするのか

そのためでもお墓を購入するときには家族の負担にならないものを選ぶ必要があります。
例えば、どれだけ素晴らしい立地であったとしても、家族が訪れにくいような場所にしてしまうと家族がお墓参りに来られないなどということになります。お盆や年末年始にはお墓参りに行きたいと考えている若い人も多いですが、その一方でアクセスしにくい場所にお墓を購入してしまうとなかなかお墓参りができないですよね。
また、お墓は適宜掃除をし、きれいにしておかなければいけませんので、やはりアクセスしやすい場所が安全です。もしも近くに親族が住んでいてお墓の管理を任せるならば、その人が通いやすい場所を選ぶことが大切です。
また、子供にお墓を継いで欲しいと思うならばそのことも考えておきましょう。子供が複数いて必ずお墓を継いでもらえるという状態ならば良いですが、一人娘しかいないなどという場合、お墓を代々継いでいくということができないこともあります。子供に無理矢理継がせることを考えるのではなく、子供の代になったらお墓がどうなるのかということも考えた上でお墓を探さなければいけません。そのため、亡くなった本人の意見も大切ですが、家族の意見も尊重する必要があると言えるでしょう。

お墓探しは単なる買い物ではありません

同時に、代々継いでいくものではなくなりつつあるためにお墓探しを簡単に済ませてしまう人も珍しくありません。値段も様々ですし、ちょっとした買い物のような感覚になってしまっている人もいるでしょう。
しかしお墓探しというのは単なる買い物ではありません。亡くなった人がそこで眠る大切な場所ですので、家族の意見も踏まえてしっかりと後悔しないお墓を探す必要があります。
最近は子供が一人っ子でお墓を継ぐということができないなどという理由から、永代供養等を選ぶ人も増えています。今までは永代供養というと「弔ってくれる人がいない場所が行く場所」などのように思われていましたが、最近は家族の多様化によってお墓参りが頻繁にできず、「永代供養の方がみんな一緒で賑やかでいいかもしれない」などと考える人も増えているのです。また、金額の問題でそこまでお金を出せないという場合、最近はコスパの良いお墓などもありますので検討してみると良いでしょう。時間をかけて検討することが大切です。