納骨式についてのマナーや流れについて四十九日までを簡単に解説

お墓に納骨する時の方法やマナーやルール

納骨式は正式には納骨法要と呼ばれ、お墓にお骨を納める大切な儀式です。納骨式の流れは宗派によってことなります。
いつまでに納骨式を行わなければならないという決まりはなく、火葬後そのまま納骨式に移ることもあれば、四十九日にあわせて行うこともあります。

納骨式の前に確認しておくこと

参列する人数

一般的には、家族や親族、親しい友人で行います。何人参列するのか確認をしておきましょう。

会食の手配

納骨式後には参列者が集まって会食を行います。どこで会食をするのか、何を食べるのか決めておき、会場と食事の予約をします。

納骨式を行うにあたり、お寺に依頼をします。希望日のギリギリに連絡をすると、僧侶の都合で希望通りにならないことがあるので、余裕を持って連絡するとよいでしょう。
墓石に戒名を掘ってもらうために、石材店にも連絡をします。
遺骨埋葬許可証は納骨する墓地に提出します。市区町村に死亡届けを提出した際に発行されます。火葬許可書に火葬場から任意が押されます。

納骨式の一般的な流れ

地域や宗派によって流れは違いますが一般的な流れを紹介します。

遺族代表のあいさつ

遺族の代表者が参列者に対して、参列してもらったお礼、近況報告、会食の案内などを行います。

・納骨
墓石の下にお骨を納めます。

読経
僧侶が読経を行い、僧侶の指示に従って焼香をします。

・会食
納骨式終了後に会食が行われます。

納骨式の後の香典返しについて

通夜や葬儀で故人に贈られた金品(香典)に対してお礼をすることを香典返しといいます。 香典返しの金額の目安は、いただいた金額の半分程度です。身内から高額な香典をいただいた場合、扶助の気持ちを込めていることが珍しくないので、いただいた金額の半分にこだわる必要はありません。一般的には、3分の1から4分の1が目安です。
香典返しでは、一般的に生臭ものがタブーとされています。そのため、肉や魚などは望ましくありません。酒類も好まれない品物です。
よく贈られる品は、洗剤、菓子、タオル、お茶、乾物などです。日常的に使うものが喜ばれます。

香典返し(返礼品)の相場

・1万円いただいた場合
5000円程度が目安です。
洗剤の詰め合わせ、タオルセットなどがあります。

5000円いただいた場合
2500円程度が目安です。
バウムクーヘンなどの日持ちする焼き菓子、梅干しのような日持ちする漬物などがあります。

・3000円いただいた場合
1500円程度が目安です。
調味料セット、お茶、クッキーなどの日持ちする焼き菓子などがあります。

迷ったときにはカタログギフトもよいでしょう。カタログギフトは価格別に細かく用意されていて、もらった人は自分の好きな品物を選ぶことができます。

四十九日とは

四十九日の法要を行うにあたり、会場、僧侶、会食の手配を行います。
日程が決まったら参列者に連絡をします。案内状でお知らせをしますが、案内状は縦書きにし、句読点は使わないようにします。

当日の流れ

当日は次のような流れが一般的です。

施主のあいさつ
参列したことに対してのお礼など、施主から簡単なあいさつを行います。

読経と焼香
僧侶による読経があり、僧侶の指示に従って焼香を行います。

僧侶による説話
説話はありがたいお話です。内容はさまざまですが、どのような内容でもありがたいことに変わりはありません。

各位牌の閉眼供養・開眼供養
故人の魂が宿っていたものから魂を抜き、新しいものに故人の魂を宿らせます。葬儀の時点では仮位牌でしたが、四十九日の法要で本位牌に魂を移します。

お墓参り
その後にお墓参りを行ないます。

会食
会場に移動をして参列者で会食となります。”