葬儀でバタバタしない準備を心がけたい

葬儀でバタバタしない準備を心がけたい

父が亡くなった時、どこで葬儀を行うか、非常にバタバタしてしまいました。病院に1か月弱入院し、亡くなりました。病院では亡くなると身体を拭いて下さり、丁寧に最後の処置を看護士さんが施してくださいます。
一方で、いつ葬儀社からお迎えに来るかを問われ、霊安室には余り長い時間、遺体を置いておく事が出来ない雰囲気で、非常にせかされる想いでした。


そんな中で、落ち込む母を気遣いつつ、母の意向も入れて兄弟3人で、どんなイメージの葬儀をどこで営むのかを相談しました。
しかし葬儀を営んだ事がなく、中々意見がまとまらず、少しイライラしてしまうほどでした。
最初に家族葬にするのか、一般葬にするのかを議論し、一般葬にする事に決めました。まだ3人とも現役で、会社からの参列者を受け入れる方が良いと考えたからです。
次に具体的にどこの葬儀会館で行うのかをネットで調べて決めました。この際には、最寄りの葬儀社に最初に電話を入れたのですが、日程がつまっており、結局そこはNGでした。
そして老舗の全国に葬儀会館を展開している葬儀社で営む事に、ようやく決める事が出来ました。

葬儀社に病院から父の遺体を会館の霊安室に移送・安置してもらい、ようやく一息つきました。
葬儀社との間では、最初に遺族とお寺さんの都合と、葬儀会館の空き状態と焼場の空き状態で通夜葬儀の日時を決めました。
そして、そこから祭壇や葬儀関連の色々な品物をどうするかを決めるのですが、ここでも料金でどうしたものか迷いました。
その葬儀社では、色々な自治体職員組合や大企業の共済会等と祭壇等の割引の提携をしており、その内容もまちまちのようで、少しでも格安で営みたい想いがあり、少し悩まされたのです。
妹の旦那さんが政令市の職員で、私はある大企業に勤めており、どちらの割引を利用すべきか葬儀社の方と相談して決めました。しかし、しっかり見積もってもらった訳でもなく、何となくスッキリしない想いが残りました。
それでも、ようやく葬儀社との事前打ち合わせを終える事が出来、安堵しました。

通夜葬儀は、営む側としては初めてですが、葬儀社の担当の方がテキパキと相談・指示して下さり、スムーズに滞りなく営む事が出来ました。
こうした初めての葬儀を終えましたが、費用は葬儀社への支払いで200万円弱かかりました。
現在の一般葬の平均がこの程度と認識していたので、こんなものだろうと支払いました。

こうして初めての葬儀を営みましたが、そこから得た教訓としては、高齢の両親等が居る場合には、その両親が元気な間にイメージ合せを行っておく事が大切だと言う事です。
具体的には、葬儀を家族葬にするのか一般葬にするのか、一般葬とする場合に規模はどうするのか、どこまでの親族等に連絡するのかを事前にイメージ合せしておく事です。
その上で具体的な葬儀会館を決め、祭壇や各種の品々を決めて、実際に見積もりをしてもらって置くことが大切です。
各種の割引も葬儀社によってはあるため、割引を含めてしっかり費用の把握をしておくべきだと思います。
また割引を受け、どこで葬儀を営むのか迷わぬために、その葬儀社の積み立て会員等に加入しておくのも、一つの方法でしょう。