お葬式エピソード家族葬は安価と思いきや

家族葬は安価と思いきや

一昨年の5月に嫁さんの母である義母が、とある老人施設で92歳という高齢で人生を全うし亡くなりました。 その後、直ちに仮通夜や本通夜、それに一連の葬儀をおこないましたが、やはり永年の人生と人間性もあって、葬式の際には驚くほどの会葬者、参列者が訪れました。

ホームで無くなってからはその日のうちにかかりつけの医師に死亡診断書を書いてもらい、遺体は一晩ホームに置いて次の日は何といっても葬儀の手順になりますが、嫁さんの実家が農家という関係もあって市内の農協関係の葬儀社、又はセレモニー会館で行うように手はずをしました。
会館・葬儀社の名前は正式にはJA○○ホールといいましたが、国道沿いに大きな駐車場を持つ葬儀場でした。

いわゆる「家族葬」と言われるものを選択

葬儀の手順について

葬儀の手順としては先ず、病院で医師の死亡診断をうけてから、其の晩は自宅で仮通夜を行ない、その間に色んな身近な身内や親戚への連絡と同時に葬儀社の手配、市役所へ死亡の通知(死亡届)と火葬場の日にち、其れに当然と葬儀準備、本通夜や本葬の手配、費用と葬儀場など行いました。

葬儀の形式としては一般的な小さな葬式で、所謂、「家族葬」と言われるものです。

かかった葬儀費用は?

さて、葬儀費用としては基本料金というのがありますが、葬儀場使用料や祭壇一式、祭壇に飾るる物品一式、搬送費用、安置料金、手続き代行、司会・運営費などで55万円程度、其れに当日の僧侶のお経代や交通費、通夜の振る舞いや本葬後の飲食代などの参列人員は個人の兄弟や子供、孫、其れにごく親しいご近所の方などをで50数人おりましたが、其れらに支払う金額を合わせて葬儀会館への金額は150万円を前後になりました。

正直言って、当日は無我夢中でしたので葬儀費用のことは余り考えずに一社のみで行ってしまいましたが、それでも少なくともJAの会員ということで少しは安上がりにはなったみたいです。

何れにしても特にお年寄りを抱えているご家族などは前もってお葬式のことは事前に考えていたほうが良さそうだし、例えば、気にいった葬儀社や事前の葬儀保険などには加入しておいたほうが安心ですし良さそうな気もいたしましたね。

費用面の不透明さが今考えても疑問に

の気になった点は、先ず、家族葬とは実際はどのようなものなのか、それらの内容が実は曖昧だったような気もするのです。更には家族葬だから費用の面も安く仕上がる、ともいわれていますが実情は全くそうではなく、特に費用面では一般葬と余り変わりはないようにも感じられたのです。

特に、費用というか見積もりの面に関してですが、私達はその家族葬ということで始めは基本料金として50万円ほどの予算を言われたとおりに考えていました。ところが実情というか家族葬という内容そのものも曖昧でしたし、特に費用や見積もりの面でも実費は3倍程度の金額が計上されてびっくりしたものでした。 

葬儀の見積もりは内容を詳細に把握しておきたい

実は家族葬の相場というのもはっきりとはせず、同じ50万円のパック料金でも、その中に含まれている内容はさまざまなのです。 「家族葬」の言葉にこだわるのではなく、葬儀に参列する身内や知り合いの範囲を十分に考慮してどこまでなのか、また、どのように送りたいのか、等を具体的にして葬儀社とはもっと密に相談し、家族葬などのパック料金を勧める場合は内容の詳細をしっかりと説明して丁寧に対応してくれる業者を選ぶことも大切だと感じましたね。