お葬式は待ったなし

はじめてのお葬式エピソード

その日は突然やってきます。 お葬式。母は難病にかかっていて
もう治ることは難しいと言われていた。 しかしこんなに早くこの日がやってこようとは。母が亡くなってから葬式が終わるまで時間の短いこと。私の感じたはじめてのお葬式の感想です。

亡くなってすぐに葬儀はどこに頼むのか。ランクはどのくらいにするのか。病院で亡くなったのだが、この後葬式の日まで遺体をどこへどのように運ぶのか。誰にこの状況を報告しなくてはならないのか。など本当に重要なことを次々と決めなくてはなりません。お葬式が始まるまで悲しむ間もないほどです。

<3つのこうしておけばよかった>

1.葬儀に関する情報を集めておく

どこに葬儀をお任せするのか。これが上手くいっていればこの後はだいたいうまくいくと言っても過言ではありません。あとは葬儀社の方にお任せすればなんとかなります。しかしその中でもいろいろ決めることはでてきますが。

2.写真の整理をしておく

まず、葬儀社のかたから、どのくらいのランクの葬儀をするのか決めるのですが、その後用意しなくてはならないものの中に写真があります。
写真をきちんと整理してあればすぐに決まることなのですが、どこにあるのかもわからなかったり、そもそも写真がない方もいるのではないでしょうか。その場で見つけた良いもの使いましたが、後からもっと良い写真を見つけたときはこれを使いたかったと後悔しました。

3.お金を用意しておく

葬儀を決めるにせよ、このお金がないと選ぶことすらできません。
そんなに豪華でなく質素にもならない中ぐらいを選択する方が多いと思います。わたしもそうでした。一番シンプルな感じの中程度のものにしましたが、トータルで100万くらいはかかりました。今回はまだ仕事が現役だったので、呼ぶ方も多かったからこのくらいで、程よかったと思っています。しかし次の父の時はもう現役を終えているだろうから、もう少し小さなお葬式にしてもよいのかもしれないと考えています。

<今ならこうしたい>

葬式が終わった後、思ったことがありました。
この葬式をするということを誰に伝えればよかったのか。
ということです。
親戚関係、仕事関係の方は誰か一人の代表の方にお願いすれば広まるのですが、個人的な交友関係の方は知らせようがありませんでした。
ですから、葬儀が終わった後、知らなかったからと言われ来てくださった方が結構たくさんいました。来られてもどういう方かまったくわからず、戸惑いましたが、思い出話などをされて自分の知らない母を知ることもできました。もっとどのような交友関係があるのか把握しておくべきだったと後悔しています。普段からもっとコミュニケーションを取っておくこと。勝手に葬式を決めてしまったが、もっとどういう感じにしたかったとか聞いておけばよかったとも思いました。

いまや終活というのが流行ってきていますが、大切なのかもしれないな。
と実感しました。ノートにまで書かなくてももっとお話をしておけばよかった。