父の葬儀の時のこと

はじめてのお葬式エピソード

はじめてのお葬式の手配例

末期がんに侵されていた父のお葬式は、もう危ないかもしれないと主治医に言われたタイミングで、すぐに自宅近くで駅からも近いチェーン展開している葬儀社の互助会に入りに行きました。そのため、その後1か月くらいしてから亡くなった時にも、電話一本で来てもらえてとてもスムーズでした。

病院に出入りしている業者に丸投げしたくないということでネットで調べて、来てくれる人の便が良いように駅前にしたのですが、結局トータルで300万円くらいになってしまいそんなにかける必要があったのか疑問です。地味にやっても100万円くらいはかかってしまいますが、初めてだったので言われるままに契約してしまいました。でも、良いところもあって、滞りがなかったっという点やここがだめだった、という点は特になかったのはやはり高くて慣れている業者という感じでした。サラリーマンで長く勤めた会社の人が沢山来てくれる式だったので、こういう華やかな感じがあっているのかもしれないと思いました。

こうしておけばよかった

言われるがままに、結構高いプランを契約してオプションというか、祭壇やそれに使う小物を含めて高いものにしてしまったのですが、今思えばすぐに終わってしまう式にそんなにかける必要があったのか疑問です。例えば最低限のプランにしたとしても、気持ちの問題ですし高級な式だけあって滞りはなくて豪華ではありましたが、何となく冷たい感じの式でした。温かみがないというかすべてが事務的です。具体的に何をすればよいのかはわからないのですが、温かみがある式にしたかったのでチェーンの大手ではないほうが良かったのかもしれません。一件目ですぐに互助会に入ったのですが、もう少し色々話を聞いて回ればよかったです。

今ならこうしたい

父の勤めていた会社の人たちにかなり気をつかってしまい、ゆっくりお別れができるような式ではなかったので、無理かもしれないですが自分的には家族葬やごく近しい人だけでの密葬という形にしたかったです。最近は、文化人や有名人などもあえて密葬を選ぶ人が増えています。後日お別れ会という形でやればよいと思うので、お葬式はあまり人に気を使いすぎない形で温かみのある式にしたかったです。良くも悪くも大手の葬儀社は何でも事務的で、失敗はない代わりに本当に何でも事務的で、地獄の沙汰も金次第というようなことを言われたときには冗談とはいえ、かなり驚きました。わかってはいたものの、最近は家族葬を選ぶ人が増えているということもあり、お金さえあれば豪華な式ができる、というようなお葬式は今ならしたくないです。むしろ、お金をかけずに近しい人のみで温かみのあるお葬式にしたいです。正直、誰だかわからない、知らない参列者ばかりで気をつかいすぎてしまい、ほとんど記憶がないくらいです。一度しかないお式なので、大金をかけて豪華だったという記憶しかないのが残念なのでもっと記憶に残る印象的な式にしたかったです。