我が家の家族葬の費用

はじめてのお葬式エピソード

福島県のいわき市から神奈川県○○市に越してきてから既に、5年ほどになりますが、田舎での住まいが大手企業の社宅という関係もあって父親が65歳で定年退職してからは、住居を会社側に返還し引き払って、現在は長男の小生宅へ両親を呼んで暮らしていました。 
ところが、其の父親が一昨年に急に倒れて亡くなってしまいました。 

そんなことで近所にあったセレモニーホールで細やかな葬儀を出しましたが、このときに専属の葬儀屋さんから色々と形式や費用について説明があり、其の結果、私達家族や自身はご近所さんともあまり付き合いはなく費用面でも控えめにしたかったので、「家族葬」という小規模形式の葬儀をお願いしたのです。

その後、嫁さんの父親(義父)とも色々と相談しながら、通夜や葬儀など一連の葬式は無事に終了させたのでした。 その後において先ず思ったのはご近所さんはともかくとして、特に家内(妻の縁者)の身内や親戚が多いことも有ってか、家族葬の割には意外と費用がかかってしまったことでした。 其の費用というのは当初の話やパンフレットには50万円前後と合ったのですが、実際の費用としては140万円もかかってしまったのです。

一般葬と家族葬との費用の比較をした場合

ところで、一般的に言われる家族葬と一般葬とは何処が異なるのでしょうか・・?、 
普通に一般葬といいますとどちらかと言えば身内や親戚だけで行うのでなく、参列者を招待というのは変ですが、公開して関係者の皆さんを招くタイプの葬儀をいうのでしょう。 

それには当然ながら故人を見送るのに相応しい見た目の言い、立派な葬儀を執り行い必要もあります。 従って、身内の人達は当然、近所に住んでいる人や、故人が勤めていた会社の人々など、故人と生前に関係のある方を呼ぶ必要もあり、こりらは会葬者に失礼のないように会葬の礼状や品物の用意も必要になってきます

一方、家族葬の場合は、このように一般参列者や仕事関係の人達を招くことはなく、家族や極く近い親類、それに親しい友人などの身の周りの人々のみで執り行います。 その為、故人になったことの知らせや会葬の礼状などは送らない事も増えています。 形式としてはシンプルな葬儀形式が多いのが特徴です。

家族葬は安いという意外な盲点、

さて、肝心な家族葬の場合の料金についてですが、ネット等で調べてみても家族葬というプランの内容というのは、葬儀形式は飽く迄もシンプルなので、一般的には安価に出来るように言われています。 家族葬と言っても人数にもよりますが概ね30から50万円でも出来るとネット上でも情報誌などでも記載してあり、これらの金額はセット費用と言われるもので、基本的な最低料金ということになるようです。。 

無論、家族葬と言っても一般葬よりやや規模が小さくなるだけで、基本的な面では祭壇の造りで規模や華やかさなどの流れは若干でも異なるでしょうが、祭壇飾りから火葬までのセット費用、セット料金になっているようです。 それ以外の料理や茶菓子代などの賄い代、僧侶へのお礼、式場の使用料などは別途費用となり、これらセット費用の他にかかる必要経費というか霊柩車やバスの手配、湯灌などはオプション費用になっているということです。

そこで、今回の費用についても50万円前後の当初予算というのは概ね、間違っていたわけではありませんが、やはり費用の最も基本的なことは参列者の人数や賄い費用によっては大きく費用が異なることがわかったのです。 私達もうっかり予算で低料金を期待したのですが、この辺りの見積もり予算というのは葬儀屋さんにも具体的に示してもらうことが肝心で必要なことと、つくづく思った次第ですね。