お墓を建てる時にまずすること

お墓をどう立てよう

お墓建立を考えるなら、まずはご自分のイメージを持つことでしょう。
思い立ってすぐできるものではありません。色々検討することが出ますので、ある程度時間をかけて、じっくり検討することをお勧めします。

お墓は家以上に長く付き合うものであり、費用面でも安くはありません。また、お墓を守ってくれる人がいるのですから、守るのに適したお墓を選ぶことも必要でしょう。

 お墓に対する自分のイメージがある程度固まったら、家族、親族などお墓にかかわる人たちと話し合いましょう。


 (1)お墓についての意見。
 (2)誰がお墓の管理、守りをするか。
 (3)必要と思われる金額…お墓購入費だけでなく、墓地、霊園にかかる費用、寺院管理の場合にかかる永代供養料等も、予算に入れる必要があるでしょう。
 (4)埋葬は、法令によって墓地、霊園以外ではできません
墓地、霊園は、寺院墓地、民間霊園、公営霊園の管理に分かれます。費用や管理内容に違いがあるので、事前に調べましょう。
 寺院墓地の場合は、そのお寺の檀家になる必要があります。その相談もしておきましょう。
 (5)交通の便、付帯設備や施設、管理状況、駐車場の広さ、等を調べましょう。

 事前の相談、検討事項だけで色々ありますが、ご自身、親族が納得できるようなお墓選びが望ましいでしょう。

お墓探しは、単にお買い物というだけではありません。最近では色々なスタイルのお墓があります。

(1)共同墓地
個人の墓でなく、広い共同スペースに納骨するスタイルです。この15年位で全国に広まってきました。永代供養墓ですので、身近にお墓を守っくれる人がいない場合でも安心です。
(2)樹木葬
墓地として認可されている場所で、樹木を墓碑としてその根元に埋葬するスタイルです。
(3)自然葬
墓碑を建てず、自然の大いなる回帰に帰るという、日本古来からの葬送方法です。海や山での散骨、樹木葬、土葬などが含まれます。最近では環境に配慮した埋葬法として注目されてきています。
(4)納骨堂
室内で遺骨を納める埋葬方法です。墓地やお墓が必要なく、管理のしやすさや安価なことから、利用者が増えています。
(5)外墓(そとはか)
従来からの墓地墓石を備えたお墓のことです。納骨堂と区別するためにこう呼ばれています。費用や管理などが必要ですが、長年の慣習に則った埋葬方法です。

まとめ

お墓の建立は、第一歩としては、自分の希望を固めること、親族の要望との取りまとめ、予算産出、お墓を守ってくれる人を決めることなどが挙げられます。長いおつきあいとなるお墓のことなので、労力はかかっても、じっくりと丁寧に検討することでしょう。