【失敗談】我が家のお墓選びのエピソード

後悔しても遅いお墓選び

お墓にまつわる話題が多く取り上げられるようになってきたのも、それだけたくさんの人が関心を寄せていることを物語っているのではないでしょうか。誰もが必ず直面することになる「死」に対する漠然とした期待や不安の現れともいうことができるかもしれません。

お墓選びが難しいとされるのは、自分自身だけの問題に終わらないという側面を持っているからです。

当然ながら、家族も少なからず影響を受けることになります。結婚して配偶者や子どもがいる人はもとより、独身であったとしても、お墓の問題を回避することはできません。

お墓や葬儀に関する話題が盛り上がりを見せる背景として、日本が直面する高齢化社会があげられるでしょう。男女ともに、平均寿命は世界トップレベルを誇ります。そして、そこに追い打ちをかけるように、少子化の問題も絡みあうことで、余計にお墓に対しての思いやあるべき姿などの議論が持ち上がるようになってきました。

墓じまいなど最近の流行、潮流について

墓じまいという言葉も度々の聞かれるようになっていますが、これも、安易に決めることはできないのではないでしょうか。なぜなら、それまでの先祖代々の遺志や思いを受け継ぐことを真っ向から否定することにもなりかねないからです。とはいえ、後世に余計な心配や苦労をかけたくないという思いも理解できるため、墓じまいという選択肢を残しておくことも必要かもしれません。
「お墓参りがしやすいから」などの理由だけで、お墓を選択することは避けるべきです。

なぜなら、宗教や宗派などの問題があるからです。確かに自宅や親族宅から近いことは魅力ですが、信仰宗教や宗派の問題があることも念頭におかなければいけません。
お墓選びでは、もちろん、そこに眠ることになる故人の意思が尊重されることが何よりも重要ですが、同時に家族や親戚縁者の意向にも耳を傾ける必要があるでしょう。全会一致は難しいかもしれませんが、それに近い形を求めるのが当然です。定期的に家族会議をするなどして、お墓についての議論を深めておきたいものです。

お墓に対する考え方も多様化しているため、さまざまなお墓が登場しているのも事実です。

昔では想像することもできなかったようなスタイルのお墓も続々と登場しており、話題を集めています。

お墓は楽に行ける場所に設けることも大事です。

ポイントになるのは、自らの体力が落ちてからもお参りに行くことができるかどうかです。

この観点は実に大事といえるでしょう。
そのためにも、できるだけ住まいから近い距離にあるのが理想的です。お墓にかかる費用面のチェックも忘れてはいけません。
今となっては、ビジネスライクな運営をする関連業者も見受けられるため、十分慎重にチェックするようにしましょう。
残念ながら、心無い業者が存在することも事実ですので、騙されないようにすることも大切。ホームページや関連サイトなどの謳い文句に騙されないように、口コミや評判なども入念に調査した方が無難です。