大江健三郎さん、坂本龍一さん… 2023年になくなった方々が死去

ようやく新型コロナウイルス禍から抜け出せたかと思ったら、争いの絶えない世界が待ち受けていた2023年。分断の時代に、国境を超えて愛され、世代を超えて歌い継がれてきた名曲の数々を生み出した音楽家たちが相次いでこの世を去りました。今年お伝えした訃報の一部を再掲し、各界で活躍した方々をしのびます。=氏名、年齢、肩書・略歴、死去した日の順(敬称略)

金川千尋 96 信越化学工業会長。世界的な企業に育て、2018年に毎日経済人賞栄誉賞=1日

飯田亮 89 大手警備会社「セコム」創業者=7日

ジェフ・ベック 78 ギタリスト。英国出身。世界3大ギタリストの一人=10日

高橋幸宏 70 バンド「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)ドラマー。YMOの代表曲「ライディーン」を作曲するなど、シンセサイザーを駆使して1980年代のテクノブームをけん引した。ファッション分野でも才能を発揮した=11日

鈴木邦男 79 民族派団体「一水会」創設者。右派の論客。旧来の右翼団体とは異なり「反米」を掲げ「新右翼」といわれた=11日

加賀乙彦 93 作家、精神科医。死刑囚の心理を描いた小説「宣告」で知られた。自伝的大作「雲の都」で毎日出版文化賞特別賞=12日

中山きく 94 沖縄戦の元学徒隊員で語り部=12日

目黒考二 76 「本の雑誌」創刊者=19日

門田博光 74 プロ野球・南海元選手。88年に40歳で本塁打、打点の2冠に輝き、史上最年長の最優秀選手に選ばれた=24日判明

永井路子 97 作家。人間・最澄に迫った「雲と風と」(吉川英治文学賞)など、独自の歴史解釈で骨太な人間ドラマを描いた。79年のNHK大河ドラマ「草燃える」は「北条政子」、鎌倉幕府3代を書いた「炎環」(直木賞)などが原作となった=27日

鮎川誠 74 ロックバンド「シーナ&ロケッツ」ギタリスト、ボーカル。「ユー・メイ・ドリーム」などで人気を博した=29日

石原信雄 96 竹下内閣から村山内閣まで歴代最多の7内閣で官房副長官(事務)を務めた=29日

横路孝弘 82 元衆院議長。衆院議員として沖縄密約問題で政府を追及し「社会党のプリンス」といわれた。北海道知事を経て、96年民主党結党に伴い副代表に就任し、衆院議員に復帰。09~12年に議長を務めた=2日

ペルベズ・ムシャラフ 79 パキスタン元大統領。99年、軍事クーデターで政権を樹立し、01年に大統領就任。米同時多発テロ後のアフガニスタン攻撃で米国に協力し、イスラム過激派から「裏切り者」扱いされた=5日

貴家堂子 87 声優。アニメ「サザエさん」でタラちゃんの声を演じた=5日

辻村寿三郎 89 人形作家の第一人者。テレビ人形劇「新八犬伝」などで知られた=5日

森田実 90 政治評論家=7日

田勢康弘 78 政治ジャーナリスト、元日本経済新聞論説副主幹=8日

バート・バカラック 94 米作曲家。映画「明日に向って撃て!」の挿入歌「雨にぬれても」を作曲、アカデミー賞を受賞した=8日

松本零士 85 漫画家。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などで知られ、SFアニメブームの先駆けとなった。高校時代にデビューし、毎日小学生新聞でも連載した。卒業後に上京し、さえない若者の群像を描いた「男おいどん」が出世作になった=13日

豊田章一郎 97 トヨタ自動車名誉会長。創業家出身で、82年に「工販合併」で誕生したトヨタ自動車の初代社長に就任。トヨタを世界有数の自動車メーカーに育てあげた。旧経団連会長も務めた。豊田章男現会長の父=14日

笑福亭笑瓶 66 落語家、タレント=22日

西山太吉 91 元毎日新聞政治部記者。沖縄返還交渉に伴う密約文書を入手、報道し、国家公務員法違反に問われながらも、情報公開請求訴訟などを通じて密約問題の追及を続けた=24日

四方修 92 元大阪府警本部長。グリコ・森永事件の捜査を指揮=27日

大川隆法 66 宗教法人「幸福の科学」総裁。09年、政治団体「幸福実現党」を結成した=2日

ウェイン・ショーター 89 米ジャズサックス奏者=2日

大江健三郎 88 作家。東京大在学中に小説「奇妙な仕事」でデビュー。58年「飼育」で芥川賞。67年、代表作の「万延元年のフットボール」を発表。作品は多くの言語に翻訳され、94年に日本人では川端康成以来2人目となるノーベル文学賞。市民団体「九条の会」の呼びかけ人に加わり、東京電力福島第1原発事故後の原発再稼働や憲法改正の動きに反対した=3日

笹原正三 93 元日本オリンピック委員会副会長。56年メルボルン五輪レスリングのフリースタイル・フェザー級で金メダル=5日

三好達 95 元最高裁長官=6日

扇千景 89 元参院議長。宝塚歌劇団を経て女優として活躍。77年、自民党公認で参院議員に初当選。94年に自民党を離党し、00年、保守党党首に。国土交通相を経て03年に自民党に復党し、04年、女性初の参院議長に就任した=9日

伊藤雅俊 98 イトーヨーカ堂創業者、セブン&アイ・ホールディングス名誉会長=10日

陳建一 67 中華料理人。テレビ番組で「中華の鉄人」として活躍=11日

中山太郎 98 元外相、衆院憲法調査会初代会長=15日

藤井治芳 86 旧日本道路公団総裁、旧建設省事務次官。「道路建設のドン」といわれた=18日

団時朗 74 俳優。71年「帰ってきたウルトラマン」で主人公の郷秀樹役を演じた=22日

奈良岡朋子 93 俳優、劇団民芸代表。民芸設立時から参加し、戦後の現代演劇界をけん引。主な出演作に木下順二作「山脈」のよし江、チェーホフ作「桜の園」のラネーフスカヤなど。13年からは原爆の悲惨さを描いた「黒い雨」の朗読に尽力した=23日

小高敏夫 87 東京エレクトロン創業者=24日

ゴードン・ムーア 94 米インテルの共同創業者=24日

坂本龍一 71 音楽家。78年、細野晴臣さん、高橋幸宏さんとYMOを結成。自身も出演した83年公開の映画「戦場のメリークリスマス」の音楽を作曲し、英アカデミー賞作曲賞。87年の映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞を獲得し、世界的な地位を確立。東日本大震災後には脱原発を訴えるなど、社会・政治問題にも積極的に発言。憲法9条改正に反対し、明治神宮外苑再開発の見直しも求めた=28日

畑正憲 87 小説家、エッセイスト。「ムツゴロウ」の愛称で親しまれた。80年からテレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」の放映が始まり、長寿番組として人気を集めた。映画「子猫物語」(86年)の監督も務めた=5日

本村ツル 97 ひめゆり平和祈念資料館元館長、元ひめゆり学徒隊=7日

富岡多恵子 87 作家。小説「波うつ土地」をはじめ、詩や評論、映画脚本など幅広く創作した=8日

成田稔 95 国立ハンセン病資料館名誉館長。ハンセン病患者の強制隔離を規定した「らい予防法」について、日本らい学会(現・日本ハンセン病学会)が95年に発表した「医学的には当然廃止されなくてはならない」との見解をまとめた=9日

澄川喜一 91 彫刻家、元東京芸大学長。東京スカイツリーのデザインを監修=9日

竹山洋 76 脚本家。NHK大河ドラマ「秀吉」「利家とまつ」などで知られた=12日

マリー・クワント 93 ファッションデザイナー。英国出身。60年代にミニスカートブームを巻き起こした=13日

ジョー・プライス 93 米美術収集家。江戸時代の画家、伊藤若冲のコレクションで知られ、再評価の立役者の一人。活動を共にした妻エツコさんも8月19日に84歳で死去=13日

四代目市川左団次 82 歌舞伎俳優=15日

松長有慶 93 高野山真言宗元管長・総本山金剛峯寺第四百十二世座主。空海や真言密教の研究で知られた=16日

椎名武雄 93 元日本IBM社長=19日

米倉健司 88 ボクシングの元ヨネクラジム会長。ガッツ石松さんら5人の世界王者を育てた=20日

常石敬一 79 科学史家、神奈川大名誉教授。旧日本軍の731部隊研究の第一人者=24日

ハリー・ベラフォンテ 96 米歌手。名曲「バナナ・ボート」で知られ、黒人の地位向上を目指す公民権運動にも注力=25日

横田忠義 75 バレーボール男子元日本代表。72年ミュンヘン・オリンピックでエーススパイカーとして活躍し、金メダルを獲得=9日

中西太 90 プロ野球・西鉄元選手、監督。西鉄黄金期の大打者で「怪童」と呼ばれた=11日

池田敬子 89 元体操選手。64年東京オリンピックの体操女子団体総合で銅メダル。2児を育てながら五輪に臨んだ。02年に日本女子で初めて国際殿堂入り=13日

小西良太郎 86 元スポーツニッポン新聞社常務取締役。音楽プロデューサーとして八代亜紀さんの「舟唄」などを手がけた=13日

春日三球 89 漫才師=17日

四代目市川段四郎 76 歌舞伎俳優。三代目市川段四郎の次男で、69年に四代目段四郎を襲名。兄の三代目市川猿之助(二代目猿翁)さんが率いて挑んだ古典の復活やスーパー歌舞伎では副将的な立場で大役を演じた=18日

上岡龍太郎 81 元タレント。「探偵!ナイトスクープ」をはじめ人気番組の司会者などとして活躍。18歳だった60年に横山ノックさんらと「漫画トリオ」を組み、時事ネタ漫才で注目を浴びた。68年の解散後は、辛口の語りでテレビやラジオで活躍した=19日

深堀好敏 94 前「長崎平和推進協会」写真資料調査部会長。長崎原爆の被爆者で、被爆写真の収集に尽力=21日

ティナ・ターナー 83 米ロック歌手。「ロックの女王」と呼ばれ、代表曲は「愛の魔力」。特別賞などを含めグラミー賞12回受賞=24日

イリヤ・カバコフ 89 現代美術家。旧ソ連ウクライナ出身で、旧ソ連の弾圧を逃れ米ニューヨークを拠点に活動=27日

ジム・ハインズ 76 元陸上競技選手。68年に陸上男子100メートルで世界で初めて10秒を切った=3日

アストラッド・ジルベルト 83 歌手。「イパネマの娘」が世界的にヒット=5日

フランソワーズ・ジロー 101 画家。パブロ・ピカソの元愛人で唯一「ピカソを捨てた女」といわれた=6日

平岩弓枝 91 作家、脚本家。「鏨師(たがねし)」で直木賞。小説「御宿かわせみ」シリーズがベストセラーとなる。「肝っ玉かあさん」「ありがとう」シリーズなどテレビドラマの脚本も手がけた。女性初の直木賞選考委員も務めた=9日

青木幹雄 89 元内閣官房長官、元自民党参院議員会長。長く参院自民の実力者として強い影響力を持ち「参院のドン」といわれた=11日

中島貞夫 88 映画監督。「木枯し紋次郎」「まむしの兄弟」「極道の妻(おんな)たち」シリーズなど60本を超える劇場公開作品を手がけた。23年の第77回毎日映画コンクールで特別賞=11日

杉下茂 97 プロ野球・中日元投手。「フォークボールの神様」の異名を取った。中日や阪神で監督も務めた=12日

シルビオ・ベルルスコーニ 86 イタリア元首相。首相を3度、計約9年間務めた。建築業と放送事業で成功を収め、94年に中道右派政党を結党して政界入り。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いが庶民の支持を集める一方、スキャンダルに事欠かず、13年に脱税事件で最高裁から実刑判決を受けた=12日

牛尾治朗 92 元経済同友会代表幹事、ウシオ電機創業者。第2次臨時行政調査会(第2臨調)や経済財政諮問会議などのメンバーとして数々の行政改革に携わった。歴代政権の財界ブレーンも務めた=13日

北別府学 65 プロ野球・広島元投手。5度のリーグ優勝に貢献した=16日

ダニエル・エルズバーグ 92 元米国防総省職員、反戦活動家。同省のベトナム戦争に関する機密文書を報道機関に提供したペンタゴン・ペーパーズ事件の内部告発者=16日

夏まゆみ61 ダンスプロデューサー。長野冬季五輪閉会式の振り付けを担当。「モーニング娘。」の「LOVEマシーン」も手がけた=21日

野見山暁治 102 画家。故郷・福岡県の炭鉱の風景を描いた「廃坑」の連作で知られ、戦没画学生の慰霊にも尽力=22日

久留都茂子 95 民法学者。85年、東京都立商科短大学長に就任し、国公立大・短大で初の女性学長となる=4日

PANTA 73 ロックバンド「頭脳警察」ボーカル=7日

ミラン・クンデラ 94 作家。小説「存在の耐えられない軽さ」がベストセラーになった=11日

外山雄三 92 指揮者、作曲家=11日

ryuchell 27 タレント。読者モデルとして活躍し、メディアで多様性など社会問題についても発言した=12日

ジェーン・バーキン 76 歌手、俳優。英国生まれ。彼女のために作られたエルメスのバッグ「バーキン」で知られる=16日

横田慎太郎 28 プロ野球・阪神元外野手。病気の影響でボールが二重に見える状態で臨んだ引退試合で、センターから好返球し「奇跡のバックホーム」と呼ばれた=18日

市野紀生 82 東京ガス元社長、日本野球連盟(JABA)前会長=19日

無着成恭 96 僧侶、教育評論家。ベストセラーとなった「山びこ学校」の編者=21日

トニー・ベネット 96 米歌手=21日

森村誠一 90 作家。「人間の証明」「青春の証明」「野性の証明」は「証明」3部作と呼ばれた。旧日本陸軍の細菌戦部隊だった731部隊に迫ったノンフィクション「悪魔の飽食」はミリオンセラーになった。テレビドラマ化された作品も多い=24日

平良啓子 88 太平洋戦争中に米潜水艦の攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の生存者=29日

奥村彪生 85 伝承料理研究家。NHK「きょうの料理」にも出演=31日

土肥孝治 90 元検事総長。大阪地検検事正だった91年、戦後最大の経済事件といわれたイトマン事件の捜査を指揮=1日

小野恵美子 79 映画「フラガール」ダンサー役のモデルで初代フラガール=4日

ウィリアム・フリードキン 87 映画監督。「フレンチ・コネクション」や「エクソシスト」を手がけた=7日

桑原和男 87 吉本新喜劇座員。「ごめんください! どなたですか? お入りください。ありがとう」のギャグで知られた=10日

飯守泰次郎 82 指揮者=15日

山本二三 70 アニメーション美術監督。テレビアニメ「未来少年コナン」や、宮崎駿監督の「もののけ姫」、高畑勲監督の「火垂るの墓」などのアニメ映画を手がけた=19日

エフゲニー・プリゴジン 62 ロシア民間軍事会社「ワグネル」創設者。レストラン経営者から「プーチン氏のシェフ」と呼ばれるまでのし上がり、14年にロシアがウクライナ東部の紛争に介入した際に、ワグネルを創設。ウクライナでの戦闘を巡って反乱を起こし、モスクワに向け進軍。乗っていた航空機が墜落、爆破されたとされる=23日

桜井昌司 76 布川事件で強盗殺人罪に問われ、無期懲役確定後に再審無罪を勝ち取った=23日

佐野ぬい 90 洋画家、元女子美術大学長=23日

テリー・ファンク 79 米プロレスラー=23日判明

福原義春 92 資生堂名誉会長。創業者の孫。87年に社長に就任し、過剰在庫の削減や社内風土の刷新など経営改革を実施。文化人経営者としても知られ、企業による社会貢献と芸術文化活動への支援に着目し、企業メセナ協議会創設に尽力した=30日

佐々木清登 93 元水俣病患者連合会長=6日

西村朗 69 日本音楽コンクール委員長、現代音楽作曲家=7日

寺沢武一 68 漫画家。代表作は宇宙海賊が活躍する「コブラ」。デジタル漫画の先駆者=8日

二代目市川猿翁 83 歌舞伎俳優。63年に三代目猿之助を襲名。66年に始めた自主公演「春秋会」で古典を復活上演し、68年「義経千本桜」上演で初めて宙乗りをした。00年には宙乗り5000回を達成し、ギネスに登録。86年には歌舞伎的技法を生かしながら、新しい装置や現代語を使ったスーパー歌舞伎の第1作「ヤマトタケル」を発表した=13日

藤崎陸安 80 全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長=14日

末松謙一 97 三井住友銀行名誉顧問。旧三井銀行社長として旧太陽神戸銀行との合併を主導=14日

所ゆきよし 76 漫画家。38年間にわたって毎日新聞などに政治漫画を描いた=16日

又市征治 79 社民党前党首、元参院議員=18日

棚橋静雄 85 バンド「ロス・インディオス」元リーダーでボーカル。79年に歌手のシルヴィアさんと歌ったデュエット曲「別れても好きな人」がミリオンセラーに=19日

加藤秀俊 93 社会学者、評論家。「中間文化論」で注目を集めた。著書「整理学」「取材学」はロングセラーとなった=20日

遠山一 93 コーラスグループ「ダークダックス」最後のメンバー。「ゾウさん」の愛称で親しまれた=22日

岩國哲人 87 元島根県出雲市長、元衆院議員=6日

谷村新司 74 歌手。71年にフォークグループ「アリス」を結成し、ボーカル、ギターを担当。「チャンピオン」は79年、日本レコード大賞作詩賞。山口百恵さんが78年に歌った「いい日旅立ち」を作詞、作曲。80年「昴―すばる―」を発表。92年の「24時間テレビ」では生放送中に、加山雄三さんとエンディングで歌われる「サライ」を制作した。93年の選抜高校野球大会の入場行進曲「今ありて」も作曲=8日

財津一郎 89 俳優。66年、コメディー番組「てなもんや三度笠」に浪人役で出演。「ヒッジョーニ、キビシーッ!」などの決めぜりふが流行語に。「ピアノ売ってちょうだーい」と歌う中古ピアノ買い取り業者のCMでも知られた=14日

マルッティ・アハティサーリ 86 元フィンランド大統領。コソボやインドネシア・アチェ州の紛争などの平和的解決に尽力し、08年にノーベル平和賞を受賞=16日

もんたよしのり 72 ロックバンド「もんた&ブラザーズ」で「ダンシング・オールナイト」などのヒット曲を世に送り出した=18日

桜井敦司 57 ロックバンド「BUCK―TICK」ボーカル=19日

ボビー・チャールトン 86 サッカー元イングランド代表FW、MF。66年ワールドカップで初優勝に貢献。福島県のJヴィレッジの名付け親。マンチェスター・ユナイテッドでは68年に主将として欧州チャンピオンズカップでイングランド勢初制覇=21日

津島雄二 93 元厚相、元自民党衆院議員。05年に旧橋本派(平成研究会)の会長職を継承、津島派とし、政界を引退する09年まで率いた。作家・太宰治の娘婿=25日

李克強 68 前中国首相。習近平指導部発足に伴い13年に首相に就任し、市場経済を重視する方針を表明。国有企業改革などを打ち出したが思うように進まず、習氏が地位を固め、経済政策でも主導権を握ると影が薄くなった=27日

犬塚弘 94 「クレージーキャッツ」最後のメンバー、俳優。ウッドベースを担当。「ワンちゃん」の愛称で親しまれた=27日判明

HEATH 55 バンド「X JAPAN」ベーシスト=29日

元大関・朝潮 67 高知県出身。85年大相撲春場所で唯一の幕内優勝。現役引退後、年寄「高砂」を襲名。師匠として横綱・朝青龍を育てた一方、問題行動を巡る監督責任を問われたことも。「大ちゃん」の愛称で親しまれた=2日

和光晴生 75 元日本赤軍メンバー。ハーグ事件などで無期懲役となり服役していた=4日

保利耕輔 89 元文相、元自民党政調会長=4日

三浦徳子 74 作詞家。郷ひろみさんの「お嫁サンバ」や松田聖子さんの「青い珊瑚礁」などを手がけた=6日

田淵義久 91 元野村証券社長。バブル期に株式ブームを演出したが、大口顧客への損失補塡(ほてん)などが明るみに出て引責辞任した=8日

大橋純子 73 歌手。ヒット曲に「シルエット・ロマンス」「たそがれマイ・ラブ」=9日

細田博之 79 前衆院議長。官房長官や自民党幹事長などを歴任。14年に党内最大派閥「清和政策研究会」の会長に就任し21年まで務めた。体調不良のため10月に衆院議長を辞任していた=10日

KAN 61 歌手。代表曲に「愛は勝つ」=12日

生田正治 88 日本郵政公社初代総裁。商船三井元社長、会長。財界きっての改革論者で、郵政民営化に道筋を付けた=13日

池田大作 95 創価学会名誉会長。60年に第3代会長に就任し、組織を拡大。64年の公明党結党にかかわり、政界進出を主導した。69年の学会と公明党に批判的な書籍の出版を妨害したとされる「言論・出版妨害事件」では、学会が組織力を使って圧力をかけたと批判された。その後、宗教、平和、教育活動に傾斜し、中国や旧ソ連を訪問。著書に小説「人間革命」など=15日

三木卓 88 詩人、作家。小説「鶸(ひわ)」で芥川賞。「震える舌」は映画化された=18日

伊集院静 73 作家。「受け月」で直木賞、「機関車先生」で柴田錬三郎賞。エッセー「大人の流儀」シリーズは累計約200万部の大ヒット。ギャンブルや酒など豪放磊落(らいらく)な私生活に裏打ちされた文章が人気を博した。近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」も作詞。女優で前妻の夏目雅子さんとは85年に死別。92年、女優の篠ひろ子さんと再婚した=24日

太田純 65 三井住友フィナンシャルグループ社長=25日

チバユウスケ 55 元ロックバンド「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」ボーカル。22年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」のオープニング主題歌を担当=26日

ヘンリー・キッシンジャー 100 元米国務長官。米ニクソン政権の国務長官などを務め、ベトナム戦争和平への貢献でノーベル平和賞。東西冷戦期のデタント(緊張緩和)を推進。71年には極秘に訪中し、米中の国交正常化に道筋を付けた=29日

山田太一 89 脚本家、小説家。76年に始まった「男たちの旅路」は第4部まで放送。多摩川の増水で民家が流された災害をモチーフに、家族のもろさを描いた「岸辺のアルバム」(77年)や「ふぞろいの林檎たち」シリーズ(83~97年)など、市井の人々の日常から人間や時代を描いたテレビドラマを手がけた=29日

迫田穆成 84 元広島商高野球部監督=1日

西木正明 83 作家。「凍れる瞳」などで直木賞=5日

島崎俊郎 68 元お笑いトリオ「ヒップアップ」メンバー。テレビ番組「オレたちひょうきん族」で「アダモちゃん」を演じた=6日

磯村尚徳 94 元NHKニュースキャスター、外交評論家。74年にNHK「ニュースセンター9時」の初代キャスターに就任。感想を付け加えて分かりやすくニュースを伝える手法を確立した。91年、東京都知事選に出馬したが、現職に敗れた=6日

寺山恵美子 86 64年東京オリンピック・バレーボール女子金メダリスト。「東洋の魔女」の一人で、左利きアタッカーとして活躍=7日

ライアン・オニール 82 米俳優。代表作に映画「ある愛の詩」=8日

蓮見清一 80 宝島社創業者、社長=14日

アントニオ・ネグリ 90 イタリアの政治哲学者=16日判明

薩摩剣八郎 76 80~90年代に映画「ゴジラ」シリーズで、着ぐるみの中に入ってゴジラを演じるスーツアクターとして活躍=16日

元関脇・寺尾 60 きっぷのいい相撲で人気を集め、歴代7位の1359回連続出場で「土俵の鉄人」と呼ばれた。年寄「錣山」を襲名=17日

出光昭介 96 出光興産名誉会長、元社長=20日

竹入義勝 97 元公明党委員長。同党創成期に約20年にわたり委員長を務め、党勢を拡大=23日

イ・ソンギュン 48 韓国の俳優。映画「パラサイト 半地下の家族」などに出演=27日

ジャック・ドロール 98 仏政治家。欧州共同体(EC)や欧州連合(EU)の欧州委員長を務め、欧州単一通貨ユーロの導入に道筋を付け「ユーロの父」と呼ばれた=27日

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