片岡秀太郎さん 79歳=歌舞伎俳優が死去

上方歌舞伎を代表する女形として活躍した歌舞伎俳優で人間国宝の片岡秀太郎(かたおか・ひでたろう、本名・片岡彦人=かたおか・よしひと)さんが23日、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため大阪府吹田市の自宅で亡くなった。79歳。兄は歌舞伎俳優の片岡我当さん、弟は片岡仁左衛門さん。片岡愛之助さんの養父。葬儀は家族で営んだ。喪主は妻麻紀(まき)さん。

十三代目片岡仁左衛門の次男で、1946年10月に京都・南座の「吉田屋」の禿(かむろ)で初舞台。56年3月、大阪・歌舞伎座の「河内山」の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名した。2019年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。21年に旭日小綬章。

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