市田ひろみさん死去、90歳 緑茶CMで人気 和装振興に尽力が死去

和装文化の振興に努め、緑茶のCMでも親しまれた服飾評論家の市田ひろみ(いちだ・ひろみ)さんが1日午後5時50分、急性呼吸不全のため京都市上京区の病院で死去した。90歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は弟昌生(まさお)氏。

1950年代後半から大映で俳優として活動。その後、京都市内で美容室を営み、着物教室も主宰した。世界各地の民族衣装を収集。海外で着物ショーを開き、日本文化を発信した。

90年代にはサントリーの緑茶のCMに出演し、親しみやすいキャラクターで注目された。テレビ番組や講演、著書で着付けやマナーについて分かりやすく説明した。(共同)

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