岩佐幹三さん 91歳=被団協顧問、金沢大名誉教授が死去

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)顧問で金沢大名誉教授の岩佐幹三(いわさ・みきそう)さんが7日、膵臓(すいぞう)がんのため千葉県内の自宅で死去した。91歳。葬儀は近親者のみで営む。喪主は長男憲明(のりあき)さん。

福岡県出身。学生だった16歳の時、広島市の爆心地から約1・2キロの自宅で被爆。金沢大で政治思想史を研究しながら、原水爆禁止運動や被爆者救済運動に取り組み、1960年に石川県で「原爆被災者友の会」を設立した。

金沢大で法学部長を務めた後、退官。2000年から日本被団協の事務局次長、11年から代表委員、17年、顧問となった。

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