北村春江さん 93歳=元兵庫県芦屋市長、弁護士が死去

全国初の女性市長として知られた元兵庫県芦屋市長で弁護士(大阪弁護士会)の北村春江(きたむら・はるえ)さんが13日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため亡くなった。93歳。通夜は15日午後6時、葬儀は16日午前11時半、いずれも芦屋市春日町1の3の芦屋マイトリーホール。自宅は芦屋市朝日ケ丘町33の6。喪主は長男篤(あつし)さん。

1952年に立命館大法学部を卒業後、団体職員を経て28歳で司法試験に合格。弁護士活動の傍ら市教育委員長などを歴任し、91年4月に現職候補を破って芦屋市長に初当選した。当時、市内の公立学校は校内暴力や学力低下が問題化しており、「教育行政正常化」を公約に掲げ、主婦層を中心に支持を集めた。女性市長のパイオニアとして3期12年務めたが、2003年に高齢などを理由に引退した。

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