元ヤクルト投手の入来智さんが交通事故死 ロッテ吉井監督「残念」が死去

プロ野球の近鉄やヤクルトなどで投手として活躍した入来智さんが10日、宮崎県内で交通事故のため死去した。55歳。ヤクルト球団が11日、発表した。

球団によると、入来さんは出身地の同県都城市内で亡くなった。死因は事故による重症頭部外傷。葬儀は13日に行われる。

近鉄時代にチームメートだったロッテの吉井理人監督は11日、沖縄県石垣市内で取材に応じ、「入来とは冗談ばかり言い合う仲だったので、本当に残念」と話した。

入来さんは鹿児島実高、社会人の三菱自動車水島を経てドラフト6位で1990年に近鉄に入団。ヤクルト時代の2001年に10勝3敗、防御率2・85の好成績を残した。広島、巨人にも所属。日本のプロ野球で計12シーズンプレーし、通算成績は35勝30敗2セーブ、防御率4・25。

巨人などで投手として活躍した現オリックスの入来祐作コーチは実弟。プロ野球ファンから「入来兄弟」として親しまれた。【高野裕士、円谷美晶】

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