なかにし礼さん 82歳=作詞家・作家が死去

「石狩挽歌(ばんか)」「北酒場」といった多くのヒット曲を作詞し、小説「長崎ぶらぶら節」でも知られる作詞家で作家のなかにし礼(なかにし・れい、本名・中西礼三=なかにし・れいぞう)さんが23日、心筋梗塞(こうそく)のため死去した。82歳。葬儀は親族で営む。お別れの会を後日開く予定。喪主は妻由利子(ゆりこ)さん。

旧満州(現中国東北部)生まれ。第二次世界大戦後、難民として日本に引き揚げる。立教大在学中からシャンソンの訳詞を手がけ、1966年、「涙と雨にぬれて」がヒット。67年には「帰らざる海辺」「知りたくないの」「恋のフーガ」などで日本レコード大賞作詩賞を受賞した。68年に「天使の誘惑」、70年に「今日でお別れ」、82年に「北酒場」が日本レコード大賞を受賞。「時には娼婦(しょうふ)のように」「まつり」など…

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