生きていれば葬式に参列するということは機会があるかと思いますが、相手にどんな言葉を掛けたら良いのか迷ってしまうことも多いです。関係性で掛ける言葉が違ってきます。今回は、関係別のお悔やみの言葉を紹介したいと思います。
目次
親しい友人にかけるお悔やみの言葉
「この度は急なことで大変でしたね。お悔やみ申し上げます。」
などというのがいいでしょう。本当に親しい間柄なら訃報を聞いた時点で
「大変だったね。大丈夫?何か手伝うことはない?」と声をかけてあげると相手もうれしいでしょう。やはり、友達などに心配されていると心が和らぐものです。親しい間柄ならそばで寄り添ってあげましょう。また、友人や同僚の立場ですと、ご遺族と面識がない場合があるので、そういった場合は軽く自己紹介をしておくと良いですね。
「●●会社・学校でお世話になっておりました。●●と申します。この度は突然のことで本当に驚いております。残念でありません。心からお悔やみ申し上げます。」などご遺族と面識がある場合は伝えたいという気持ちがあるだけでも十分でしょう。
上司や取引先などの関係にかけるお悔やみの言葉
日ごろお世話になっている方上司、恩師などの葬儀の際にはご遺族へ失礼がないような言葉がけをしましょう。面識がある場合もない場合も自己紹介をしっかりと入れておくと良いですね。
「●●さんの部下の●●と申し上げます。この度は誠にご愁傷様でした。」「●●さんとは何度もお仕事を一緒にさせていただきました。●●と申します。ご冥福をお祈り申し上げます。」
などと声をかけるのが適切です。ポイントはお悔やみの言葉のときに初めてお会いする方には自己紹介もすると良いですね。ご家族は、会社関係の親しい人などは分からないものです。ですので、自分がどういった関係などを伝えることが大切です。お世話になっている方なので、葬儀の際はお手伝いを申し出るのが礼儀です。たとえ十分に手が足りているとしても伝えておいた方が良いですね。
親戚にかけるお悔やみの言葉
親戚といっても近い親戚と遠い親戚がいますよね。近い親戚なら定期的に会っているので、親しい間柄といってもいいでしょう。ですが、友達とは違うので友達ほどフランクな感じではありません。
「大変でしたね。」「寂しくなりますね。」という言葉をかけてあげるといいでしょう。形式的な感じではなくても良いですが、遺族の気持ちに寄り添った言葉をかけてあげましょう。
反対に遠い親戚なら、会うのは久しぶりになるのではないでしょうか。中にはお葬式で会うのが初めてという人もいるかもしれません。そういった場合は
「この度は誠にご愁傷様でございました。お力になれることがあればおっしゃってください」
という言葉をかけるのが適切です。親しい間柄の親戚よりも形式的な声をかけるのがマナーでしょう。
配偶者を亡くされた場合にかけるお悔やみの言葉
親類を亡くされた場合は、かなり辛い場合が多いです。たとえば配偶者を亡くされた場合は、ものすごくショックを受けていることでしょう。そういった場合のお悔やみの言葉は
「この度は突然の不幸、ご愁傷様でございます。長年付き添われた奥様(だんな様)のことを思いますとお慰めの言葉もございません。どうぞ身体を大事にされてください。」
などと相手に対して気の使った言葉をかけてあげることが大切です。
また、病死や事故、まだ若くして亡くなられた場合は。
「思いがけないお知らせをいただきました。ご家族の皆様のお気持ちを考えると胸が痛みます。私ができることでございましたら、どうぞご遠慮なくお申し付けください」
このように、ご遺族の気持ちを考慮した内容にしましょう。配偶者がなくなった場合の悲しみは深いものになります。そのため、親しい間柄だとしても気持ちを考慮して言葉を伝えることが大切です。
親類を亡くした方にかけるお悔やみの言葉
「この度は誠にご愁傷でございます。謹んでお悔やみ申し上げます。」
「心からお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様もさぞかしお辛いことでしょう。ご迷惑でなければお手伝いをさせてください」
などと一般的なお悔やみの言葉がいいでしょう。親類といってもさまざまな関係性があるので、それも踏まえてお悔やみの言葉をかけると良いですね。また、お手伝いとして裏方に回る場合もあるかもしれなので、「お手伝いをさせてください」ということを伝えるのも良いですね。どのような言葉をかけるかは、その間柄を考慮して考えることが大切です。ご親族の立場と故人やご遺族との関係によって見極める必要があります。長く挨拶する必要はないことも多いので、難しく考えずにお辞儀とともにお伝えしましょう。
まとめ
このように、関係性別お悔やみの言葉を紹介しました。お悔やみの言葉と関係性によってかける言葉がまったく違います。お葬式に出席した経験があまりない場合はどんな言葉をかければ良いのか分からないでしょう。そういう場合は、ネットなどで調べてふさわしい言葉を探しておくといいですね。また、タブーな言葉もあるので、お葬式の場にふさわしくない言葉もしっかりと覚えておきましょう。気を使う場面もたくさんあるかと思いますが、ふさわしい言葉選びができるようにお葬式に出席してください。