お悔やみの言葉を言う際のタブーについて

お葬式のときは、お悔やみの言葉を言うのがマナーになっています。ただ、どんな言葉でも言えば良いのではなく、言う際には気をつけなければいけないポイントがあります。では、ひとつずつ紹介します。

お悔やみを伝える際に気をつけたいポイント

お悔やみを伝える際にご遺族はとても忙しいですね。言葉を伝えようと思っても参列したすべての人ご遺族がお話をできるわけでもなく、タイミングが難しいですね。ですので、自然なタイミングを心がけ、なるべく長話をしない配慮が必要になります。ご遺族は宗教者や葬儀社などとの打ち合わせなどで慌しく忙しくしていることを忘れないようにしましょう。
また、親しい間柄だとついつい励ます際に「がんばって」「元気だしてね」などと言ってしまいがちですが、遺族へ伝えるのは絶対にNGです。また、いくら親しい間柄でも悲しんでいるときに言われると負担になってしまう場合もあります。親しき仲にも礼儀ありという言葉もあるくらいなので、頑張ってという言葉は控えるようにしてくださいね。

「死」を直接連想させる言葉や態度はタブーです

お悔やみの席で悪気なくついついタブーな言葉を言ってしまうことがあります。お葬式では、「死」「死ぬ」「死亡」といった直接な言葉は絶対にタブーです。遺族へのあいさつは「お亡くなりになる」「永眠」「他界」などに置き換えていうことが大切です。また、「たびたび」「くれぐれ」「皆々様」などは重ね言葉も不幸が重なることからNGです。また、キリスト教式や神式では、「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語もタブーなので注意してくださいね。また、「死因についての質問」「亡くなるときの様子」を聞いてはいけません。遺族宅へ電話をかけてお悔やみを伝えるのも避けるべきですね。また、葬儀などでの近くは絶対に厳禁です。受付が混むこともあるので、開始20分前には到着をするようにしましょう。

お悔やみを伝える時の適切な連絡手段について

葬儀の場で伝える

一番の弔意の表し方は直接葬儀に出向くことです。何よりも故人にそして、遺族に会いにきてくれたということが一番の励ましでしょう。わざわざ会場まで来てくれたというだけで、相手はうれしい気持ちになるので、一番の理想は直接葬儀場まで行くことですね。

電話で伝える

電話で喪主や遺族に電話を取りお悔やみを述べる方法です。何よりも早く伝える手段としては電話は一番有効でしょう。ただ、ご逝去直後は遺族もバタバタしているので、そんなときに電話が来たら迷惑だと思う人もたくさんいると思うので、タイミングには気をつけてください。電話だけで済ませてしまうのは少し物足りなさを感じる場合は、あとで弔問する、お供え物を贈るなどをするのが良いですね。

手紙で伝える

どうしても弔問ができないときにはお悔やみの手紙を送りましょう。香典を同封できます。ただ、手紙だと相手に届くのが葬儀を終えて日数が経過したころになるので、遅くなってしまうというデメリットがあります。

メールで伝える

喪主や遺族に直接メールを送る方法です。訃報を受けて、すぐに弔意を伝えたいときにはメールが有効です。ですが、本来は弔問するなり、お悔やみの手紙を出すのが正式なので、関係性によっては失礼にあたってしまう場合があります。また、メールだけで済ますのはやめておいた方が良いでしょう。

LINEを使うのはあり?なし?

近年ではLINEで連絡することも増えました。会社での連絡事項もLINEで行うのも当たり前になりましたね。そこで、LINEでお悔やみの言葉を言うことももちろんあります。特にLINEで訃報を知ることもあると思います。LINEという手段はメッセージをすぐに送れるという点で重要な媒体であり、普段からLINEを使い慣れている人や親しい間柄の人にとっては失礼という感覚はないかもしれません。得に若い人はLINEを使う場合が多いかもしれません。ただ、LINEでのお悔やみはマナーの上で正式なものではないことを知っておくことが大切です。上司など目上の方には絶対に使わないようにしましょう。

まとめ

このように、お悔やみの言葉のタブーについて紹介しました。お葬式にはたくさんのマナーがあり、本当に難しいですよね。特に言葉に関しては本当に難しく、うっかりといってしまう可能性もあります。もちろん、悪気はないかもしれませんが、知らない間にタブーな言葉を使っていることもあるかもしれません。お葬式の経験がないとどうしても迷ってしまいますよね。また、関係性によっても適切なお悔やみの言葉が違うので本当に難しいです。特に上司や目上の方などには失礼にならないようにマナーやタブーな言葉を知った上で葬式に参加をしましょう。このようなマナーは知っておいて絶対に損はありません。お葬式のときに恥をかいて礼儀がない人というように見られないようにしましょう。もし、葬式のお悔やみの言葉についてマナーを知らない人は今回の記事を参考にしてくださいね。