お墓は家族にとってご先祖様とのつながりもありますし、ご両親やご自身の老後へと直結するため、真剣に考えてから取り組むことが大切になります。ご両親がご健在の場合、なるべく早い段階でお墓の相談をすべき時期だと考えてもよいでしょう。60代をすぎた頃から真剣に検討すべき点になります。
相談の際に、お墓探しで重視すべき点は、やはりご両親が地方在住でご自身は県外や都心在住など、ご両親と離れて住んでいる場合、どこにお墓を作るか、これはとても重視すべき部分になります。
まず、ご両親は地元から離れたくない、今住んでいる地域になるべくお墓は作りたいとお考えになるケースが多いですが、定期的にお墓参りをすることを考慮すると、ご自身が住んでいる地域にお墓を作ることが無難かもしれませんし、その辺はしっかりと考慮すべきです。また、海が見える場所がよいなど、ご希望があるケースもあり、いくつか条件を各々ピックアップしてから検討してみると解決の糸口になります。まず、立地条件がよいお墓を探そうと思うと、その周辺の墓地はかなり高額になります。維持費や管理費など必要になるため、購入金額以外の費用も含めて考慮すべきです。また、都内在住のケースだと土地代も高いため、かなり費用もかかりますが、地方になると土地代も安く、都内と比較しても費用を抑えることができるので、お財布に優しいお墓選びができます。地方は墓地の場所も確保できるため、地元で探したほうが幅広く検討できることも多々あります。都心で探そうと思っても、都内に新たな場所を確保するのは難しく、やはり郊外で都心から1時間ほどはなれた場所になるなど、墓地までの距離もけっこうかかるので、そういったことを考慮すると地方に作っても良いのかなと検討するケースもあるでしょう。帰省した時にお墓参りをするなど、色々と考えてからお墓を購入すると失敗なく、予算の範囲内で購入することができます。けっこう墓地とお墓を購入するとなると、まとまった金額なるため、費用もかかります。住宅ローン・教育ローン・親の介護費用なども含め、かなりお金も必要になりますし、そういったことを考慮すると、やはりお墓も予算を決めた上で購入すべきです。地元で墓地の情報など、いくつかピックアップしておくと安心して購入することができるので、帰省した際には見学するとよいでしょう。地元は空気も綺麗ですし、やはり両親にとって長く住んでいる場所にお墓があると安心できます。維持費など、都内と比較しても安く抑えることができるので、かなりお墓の負担は減るのが現状です。こうした部分を考慮して長く維持していくお墓の購入は、費用・維持費・帰省費用なども含め、無理なくライフスタイルにあったお墓を検討することで、ご先祖様の供養にもなり、そして安心した老後を過ごすことができるようになります。そうした部分を考えてお墓作りをすることで失敗なく納得できるお墓選びができます。