お墓の掃除について基本的な手入れの方法について解説

お墓参りは故人を忍んで、またご先祖様をお参りすることによって、現世で生きている我々を見守ってくださいというメッセージを伝える儀式でもあります。

こうでなければならないといった決まり切ったものはないのですが、個人と向き合い、個人に会いに行くというつもりでのぞんでください。
地方によって異なりますが基本的な流れや作法だけは身につけておいた方がよかろうと思います。

お墓参りの基本的な作法を知る

お墓参りですが一般的に行う時期としてあげられるところがあります。
かならずお参りしたいのがお盆やお彼岸、命日といったタイミングになります。しかしながら、お墓が遠方にあったり、都合が悪いこともあります。
こうした場合は供養料を支払って、本人に代わって、ご先祖様の供養をやお墓の管理を行ってもらっても良いでしょう。もちろん、お墓参りはついで参りは良くありませんが、時期を見てお参りしてあげるとご先祖様も喜ぶでしょう。

お墓はきれいにしておきたい

そして、参拝するにあたって一番最初に行うべき、そしていつも行うべきがお墓の掃除です。
お墓の周りの雑草やゴミをきれいにして、墓石の汚れをきれいに洗い流してあげましょう。よく、お墓をタワシでこすったり、お水をかけることがご先祖さまに失礼といわれることもありますが、あくまでもきもちの問題です。汚れていればきれいにしてあげる、この気持ちを優先してあげれば良いと思います。

お墓の掃除方法について解説

まず、お墓に着いたら、前述の通り、まう、お墓に一礼してお掃除することになります。ここからがお墓参りの流れになってきます。
まず、水鉢をきれいな水に入れ替えます。そして、花立には故人が好きだったお花を供えます。そして、お供物をそなえたあとに、ロウソクに火を灯し、束のままのお線香に火をつけますでワンポイント。煙をまとめて炊くことで供養されていない無縁仏が近寄りにくくなります。ご先祖様に悪い霊が近寄らないようにという想いを込めて、火を灯してください。ちなみにお線香の本数については地方によって異なりますので近隣の方々にお聞きしてそろえるのがよいのではないでしょうか。また、宗派によっても異なりますのでお坊さんに聞いてみるのもよいかもしれません。
お線香を立てたら、墓石よりも姿勢を低くすることを心がけましょう。墓石よりも低い姿勢を取ることでご先祖様に対する感謝の気持ちを伝えることになります。また、午前祖様の冥福を祈るだけではなく近況報告を行なったり、お経を唱えることができれば、墓前でお経を唱えることも良いと思います。
ご家族や親族で参拝する場合、順番としては血縁が近い順番にお参りするということで問題ないと思います。また、お墓によっては、いくつか並んでいる場合もあるでしょう。この場合は古いお墓から順番にお参りすることになります。
一通り、お参りが終わったら片付けになります。
マナーとしてバケツに残ったお水はお墓の周りに捨てると湿気が残ってしまうので少し離れたところに捨てましょう。
御供物は食べ物はカラスなどがよってきますので持って帰ることをお勧めしたいと思います。ちなみに御供物は持ち帰って、食べてしまっても構いません。お供物をご先祖様と一緒に分かち合うという気持ちの現れにつながるからです。また、当たり前にことですがロウソクやお線香の火の元はしっかり消して帰るようにしましょう。

お墓の掃除に必要な持っていきたい持ち物は?

お墓参りに持っていくべきものとして具体的に以下をあげておきたいと思います。
まず、掃除に必要なものとしてぞうきん、バケツ、ゴミ袋などです。
そして、お参りに必要なものです。数珠やお線香、ライターといったお参りの所作に必要なもの。そして、個人が好きだっをお備えするための供物。そして、飲み物などもよいでしょう。そして、それらをおくための半紙。
お供え用の花は、花屋さんやスーパーでも売られています。一般的には日持ちが良い菊が用いられますが、個人が好きだったお花、または色を選んでも良いと思います。ただし、トゲはなく、匂いや花粉がないものを選ぶことだけは守るべきだと思います。
あとは必要に応じて、軍手や手桶と柄杓、ゴム手袋があれば良いでしょうか。しかしながら、墓地で借りることもできるものが多いので事前に確認をしておけば良いかもしれません。

以上の通り、お墓参りに際しては基本的なことさえ守っていれば特に問題がないことはお分かりいただけるかと思います。
故人、そしてご先祖様を忍ぶ気持ちだけをもっておけばそれで十分です。