一口にお墓というけど

お墓探しの前に、何のためにお墓はあるのでしょうか?
お墓には、いくつかの役割や意味があります。
故人とのつながり、先祖に感謝、家の継続のシンボル的な意味などです。
そして、あなた自身が考えるお墓の意味は何でしょうか?
実際に、お墓といっても様々な種類があります。
どんなお墓があるのか、お墓以外にないのか。
その知識を持って、自分に何が必要なのかを考えましょう。
生前に自分で決めるのもありです。

故人の意向、家族の意向、その後の管理など。
お墓に関係する人たちすべての意向を踏まえて、決めることです。
全員の意向が一致するのが理想ですが、中々難しいですね。
お墓の管理などで子供に苦労をかけたくないのであれ、海洋散骨にして海を見る度に、気持ちだけ手を合わせてくれれば十分かも。
お墓を建てたくても、管理をいい加減にされるなら寂しいです。
それなら、寺院に任せるのもありです。
そんな悩みも解決してくれるお墓選びがあるはず、と思っています。

お墓探しは、単にお買い物という側面だけではありません。
あなた自身、お墓にはどんな意味を持っていますか?
人が亡くなったら必ずお墓はいるのでしょうか
お墓や供養には、様々な種類があります。
そして、お墓と永代供養は、違います。
供養のために必ずお墓を建てることはという訳ではありません。
供養の代表的なものを上げていきます。
① お墓 ②合祀型 ③個人型 ④樹木葬 ⑤散骨 などです

① お墓
ここでは、一般的な墓石を立てるものです。
その家の代々に継承していくものが一般的です
最近では、夫婦墓、個人墓などもあります。
こちらは継承者の必要はりません。
お墓を建てる場所は?
墓地は、お寺などの特定な敷地に建てるものです。
霊園は、どこの寺院にも属さず、多くの人ができます。
公栄霊園、民営霊園があります。
費用は?
どちらも永代使用料、管理費、墓石代などあります。
管理費をまとめて払ったりするのか、何年払うのかなど、場所によって様々です。
運営団体が、公営、民営、寺院などでも変わります。

② 合祀型のお墓
永代供養墓の管理者が遺骨を一括で管理します。
まとめて、棟の中に入れたりして、遺骨を納骨します。
そのためお墓のために必要なスペースは、少なくて済みます。
そのために費用は安くなります。
ただ、他の遺骨と一緒に納骨を行います。
そのため、遺骨を取り出すことが出来ないので、埋葬場所の移動などが不可能です。

③ 個人型供養(お墓とは違う)
個別に遺骨を管理してもらう永代供養です。
お墓とは違い、納骨堂など言います
お墓と違い管理のやり方や場所が、全く違います。
それに、契約期間があり、その後は他の遺骨と一緒に納骨されます。
また、形式もいくつかあります。
代表的な3つを紹介します。
ロッカー型
室内にロッカーのような壇を設けます。
そのロッカーに納骨するタイプの納骨堂のことを指します。
霊廟型
一般に、上下二段に壇があります。
下段に遺骨が個人での納骨になり、上に仏壇あります。
機械式
遺骨は普段、格納スペースに保管されています。
お参りに来た時に、専用のスペースでお参りをすることができます。

④ 樹木葬
樹木葬とは、一般的には、樹木の下に遺骨を埋葬します。
ただ、場所によっては、大きな木が一つあり、その周りに墓石を作り管理することもあります。
⑤ 散骨
散骨にもいくつかのタイプがあります。
海洋散骨、山や宇宙に散骨などです。
先ほどの樹木葬で、木の周りに散骨などもあります。

その他も多様で、ダイヤモンドやペンダントとして身に着けるものまであります。

お墓を探すのか、供養のやり方を探すのか、個々で変わるのではないでしょうか。
少し前では、宇宙に散骨など考えられませんでした。
供養のやり方は、時代とともに変化しています。
その変化の中で、自分にあったお墓や供養のやり方が見つかることを願います。