はじめてのお葬式で色々と混乱したエピソード

私のお墓探しエピソード

「はじめてのお葬式にて」5年半程前のお話です。

 僕の母親は統合失調症(精神疾患)を患っておりました。心療内科や精神科に通院するも良くならず、僕は「じゃあ入院してみてはどうかな?」と提案するものの、母親は「入院は嫌!怖い!」という事で自宅で過ごしておりました。

 この時は僕は会社員として働いておりました。そんなある日の昼下がりの事です。警察から僕の携帯に電話が来ました。

 「●●署の●●です。●●さんですか?」というので、僕は「はい。そうですが・・・何かあったんですか?」というと、「●●さんのお母様が飛び降り自殺で亡くなりました」というので、僕は上司に報告をして混乱しながらも一度帰宅をしました。

 その後、警察の方と合流して母親の遺体を確認後、警察署にて書類の取り交わしをしました。

 書類の取り交わしが終わると、葬儀社の社長さんが来てくれました。社長さんが色々と手続きをしてくれまして、僕もその手続きに従いました。

 混乱して本当に初めての事でしたので、色々と分からない事だらけでした。ですが、何とか葬儀の形を整える事が出来たのです。

 母親の友人・知人・親戚等を呼び、お葬式を執り行いました。周囲は僕にとても同情してくれて、金銭面や精神面でとても支えてくれました。

 ここへ来て喪主は僕なのですが、お別れの言葉を言う人を決めるのをうっかりしており、忘れておりました。

 「どうしよう」と思ったら、僕の母親の友人(女性)が即興で、お別れの言葉を述べてくれました。

 この時はとても感謝しましたし、後からお礼も言いました。すると女性は、「しょうがないわよ!初めてだし急だったものね。よく頑張ってるね。応援する。」と言ってくれました。

「間違えやすいマナー」

 ここで親戚の叔父さんから、お葬式についてのマナーで怒られていた人がおりました。(笑)

 僕は全然気にしなかったのですが、その怒られていた人は喪服を着用して、きちんとしていたのですが、鞄の素材が少しだけ光沢のあるものでした。もちろん黒ではありました。

 叔父さんは、「黒だからいいというものではないんだよ。不幸があった時は、光沢のある素材は絶対にご法度なんだよ。だからシルク素材やサテン素材は、絶対にアウトなんだ」と言っておりました。

 その方も分からんかったらしく、「そうでしたか・・・すみません。勉強不足で」と謝罪しておりました。

 ここで僕も勉強になりました。

目次

まとめ

 このように初めてのお葬式ですと、周囲の支え等があっても、お葬式を執り行う事で精一杯でしたし、やはり不手際は1個2個出てしまうものです。

 ですが、これはあってはならない事ですので、注意する必要があると思いました。

 もうひとつのエピソードですが、僕も分からなかった事なので、とても勉強になりました。

 確かに不幸の場に、煌びやかな服装だったり、光沢素材の洋服や鞄では不謹慎かもしれませんね。(いくら黒でもです。)

 親戚の叔父さんに感謝です。