僕の友人の初めてのお葬式エピソード(男性30代)

「お葬式の専属プランナー」なるものがあるそうなのです。
僕の友人は実家暮らしです。お爺ちゃんが一緒に住んでいるとのことでしたが、ご病気で長くないとのお話でした。

 お爺ちゃんも寿命が短いことを知っていたようなので、「亡くなってもバタバタせずにひっそりと送ってくれ」とのことだったそうです。
 そこで友人はインターネット検索をして、「お葬式の専属プランナー」なる存在を知るに至ったそうです。

お葬式の専属プランナーの方に、事前相談をすることにした

事前相談の際に、担当になったお葬式の専属プランナーの方が非常に頼りがいのある方だったらしく、火葬・お葬式に関して不安が解消されたと言っておりました。

 この段階で「どのような形や流れになるのか明確なイメージが作れるから不安はなくなったね!」と僕に言っておりました。

 その後・・・お爺ちゃんが天に召してしまったとのことでした。

 ここでまたお葬式の専属プランナーの方が登場して、すぐに打ち合わせをした後に法的な手続きなどを全部担当してくれたようです。

 その後、すぐに火葬やお葬式を友人が不安なくできたとのことで、非常に喜んでおりました。

 普通でしたらここでサポートが終了するはずなのですが、49日までのサポートもしてもらえたようだったので、本当に助かったとのことでした。

 このよう専属プランナーなるものに依頼することで、事前相談からの難しい手続き代行し、故人を送り出し、49日までをサポートしてくれるというものだったらしいです。

 このような手配例もありますので、参考にしてみてください。

こうしておけばよかったかもしれない

 49日が終わって、この間僕の家で友人と食事をしました。(コロナで外食は控えております。)

 その際に、亡くなったお爺ちゃんの話になった時に「専属プランナーの人に全部やってもらえたからとても楽だったんだけどさ、お爺ちゃんにも専属プランナーの人を紹介しておいた方が良かったのかな?」というのです。

 僕は咄嗟に、「ん?どうしてよ?」というと、友人が「いやお爺ちゃんがさ・・・生前、俺が死んだらこのレコード(LP)を棺桶に入れてくれって言っていたのよ(レコードを僕に友人が見せました。)」

 友人が続けます。

 「でもさ、専属プランナーがいるから大丈夫という過信から棺桶に入れるのを忘れてしまったのさ・・・だから事前相談の時に、お爺ちゃんにも専属プランナーを紹介しておけば忘れずにレコード入れてあげられたかもしれないってね。ちょっとだけ後悔している」とのお話でした。

 よってお葬式の専属プランナーの方に、これから故人になるであろう方を紹介しておくのも家庭によってはありなのかもしれません。

今ならこうしたい

 今になって思うのが、お爺ちゃんと専属プランナーの方を交えて話をして、きちんとレコードも入れて送り出してやりたかったと言っていたことが印象的でした。

 よって今ならば専属プランナーとお爺ちゃんを引き合わせてから、自分が仲介に入り、レコード等の話をして送り出したかったとのことでした。

 そして、もっときちんとした形の家族葬で送ることも可能だったかもしれないと若干後悔をしているようです。

 もちろんきちんとした形で送ったものの、友人からすると「専属プランナーもいて、ここにお爺ちゃんの意見があればもっとお爺ちゃん好みの色で送り出せたかもしれない」と言っておりました。

 やはり寿命を知っている場合で故人が話ができる状態である場合は、専属プランナーとの話し合いの場に参加してもらうことも必要なのかもしれません。

 そうすることでより一層、心のこりのないお葬式で送り出すことができるのだと思います。