先ずは、「親類を亡くされた人にかけるお悔やみの言葉」についてですが、これは誰もが聞いたことがある文例になると思います。
そのお悔やみの言葉とは、「この度は、誠にご愁傷様です。(ご愁傷様でございます。とも)心からお悔やみ申し上げます。」との文例になります。
やはりご遺族とその親類が親しい間柄だったのか?等の距離感が把握できていればいいのですが、その距離感を把握しているというのはあまりないと思いますので、当たり障りのないこのベターな文例がいいとされているようです。
因みにこの文例は基本形になりますので、ベーシックに使用できるというメリットがあります。
あまりにもお粗末すぎるのも失礼に当たりますし、下手に気の利いた言葉を言ってしまい、相手に「気取っている」等と理解されてしまいトラブルになる元になる例もあるようですので、上記の文例が一番いいのです。
次は「配偶者を亡くされた人にかけるお悔やみの言葉」についてのお悔やみの言葉の文例を書いていきたいと思います。
先ず夫が亡くなった場合を書きます。「この度は、誠にご愁傷様です。(ございます。とも)ご主人様(旦那様とも)の生前のお元気な姿を思い出しますと、悲しみで言葉が出てまいりません。ご家族の皆様もご心労かと思いますが、一日も早く心の傷が癒えますように、心から祈っております。」というのが礼儀です。
次に妻が亡くなった場合を書きます。「この度は、誠にご愁傷様です。(ございます。とも)奥様の急なご不幸に、お力を落としているかと思います。旦那様までご心労で倒れてしまうことのないように、ご自愛ください。」等が礼儀とされており、尚且つ無難なのです。
やはり夫婦生活をしていて配偶者の死というのは、とても辛いことです。奥様に先立たれてしまうと抜け殻のようになり、仕事もしなくなり、身だしなみにも気を遣わなくなる男性もおります。
そして、旦那様の死亡は奥様にとっては、とても不安になる出来事なのです。それもそのはずです。一家の大黒柱を失ってしまったのですから、これから先どのようにして生きていけばいいのか・・・等と考えてしまうものですので、上記の文例が一番礼儀があり無難で、世間一般的に通用している文例なのです。
次は「上司へのお悔やみの言葉 」を書いていきたいと思います。
その文例としては、「この度は、思いがけないことで(急なことで。とも)、お力を落としてしまっていることとお察しします。本当に心からご冥福をお祈り申し上げます。」というのはが一番無難だと思います。
やはり上司となると仕事上の繋がりとなりますので、お悔やみの言葉の文例も基本形を用いるのが一番良いとされているようですし、どのような距離感の方にも通用するのでこの基本形は世の中では重宝されているようです。
尚且つ上司との距離感を把握しているのであれば、ご自分の言葉で少々アレンジを加えてもいいのでしょう。(失礼のないようにしてください。)
次は「友人へのお悔やみの言葉」についての文例を書いていきたいと思います。
その文例は、「この度は、ご愁傷様です。(ございます。とも)急なことで慰めの言葉もありません。心よりご冥福お祈り申し上げます。」という文例がいいかと思います。
自分の相棒ともいえる友人を亡くしてしまったとなると、とても辛いはずです。少しでも心を癒すような言葉を送ってください。
そして、遺族と親しい場合には、少しだけくだけた言い方でもいいのです。例えばですが、「突然のことでびっくりしたでしょう。何と言葉をかけてよいのやら・・・自分に手伝えることがあったら何でも言ってね。」と相手に寄り添う姿勢を見せることで、相手をサポートしてあげてください。
「まとめ」
いかがでしたでしょうか?これが関係性別お悔やみの言葉(葬儀)文例となります。
やはり関係性によって相手に投げかける言葉も変わってくると認識してくださったと思います。
やはりある程度目上の人(親類の年長者や上司)に関しては、少しだけかしこまったお悔やみの言葉を述べるのが礼儀になります。
「この度は、思いがけないことで(急なことで。とも)、お力を落としてしまっていることとお察しします。本当に心からご冥福をお祈り申し上げます。」が上司・目上の人に対しては良いでしょう。
そして、友人やら親しい知人等になれば、ちょっとだけくだけたようにお悔やみの言葉を述べてあげるのがいいのだと思います。
「突然のことでびっくりしたでしょう。何と言葉をかけてよいのやら・・・自分に手伝えることがあったら何でも言ってね。」等です。
くだけるといっても礼儀を失うのではなく、あくまでも相手に寄り添い、尚且つサポートしてあげるような雰囲気と言葉を送ってあげてください。
このようにお悔やみの言葉と言っても色々なバリエーションがありますので、上手に使い分けてみてください。