2020年のお彼岸はいつ?お墓参りに行く時期とマナーをご紹介

お墓が遠方にあり、なかなかお墓参りに行くことができない、どんなタイミングで行けば良いか分からないと悩む人もいるでしょう。お墓参りに行くきっかけがない、時期が分からないと悩んでいるのであれば、お盆やお彼岸の時期にお参りに行くと良いでしょう。2020年のお盆やお彼岸の時期や、実際にお墓に行った時に困らないマナーを簡単に紹介します。

2020年のお盆休みはいつ? お墓参りに適切な時期をご紹介

夏のお盆といえば、8月中頃というイメージがありますが、7月がお盆となる地域もあります。そのため、地域によって異なることもあるお盆ですが、一般的には8月の15日前後がお盆となります。
2020年のお盆は、8月13日から8月16日までです。13日が盆の入り、14日もしくは15日が中日、16日が盆明けという形になります。お墓参りをするのであれば、ご先祖様をお迎えする日となる盆の入り、もしくはご先祖様を送る日となる盆明けがおすすめです。
関東地域では、中日に留守参りという形でお参りをする風習もあります。留守参りとは、ご先祖様が家などに帰っている間に、お墓を守ってくれている仏様に感謝を伝えるという風習です。

ただ、こうしたお墓参りのタイミングはあくまで目安です。お墓がすぐ近くにあれば、最適な日にお参りをすることもできるでしょう。しかし、お盆休みのスケジュールは家庭によって様々です。さらに、お墓のある地域に行けるタイミングも異なるため、お盆にお墓参りをするのであれば、無理なく足を運べる日にお参りをするようにしておくと良いでしょう。
そんなお墓参りの時間帯は、午前中を選ぶことが一般的です。ただ、16日の盆の入りに関しては夕方にご先祖様をお墓まで送る形が良いとされることもあります。

2020年のお彼岸はいつ? お墓参りに適切な時期をご紹介

お墓参りのタイミングの一つが、お彼岸です。お彼岸は、春分の日・秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせた合計7日間となります。
2020年の春のお彼岸は、春分の日は3月20日となるため、彼岸入りが3月17日から彼岸明けの3月23日までの7日間です。秋のお彼岸は秋分の日が9月22日となるため、9月19日が彼岸入りで9月25日が彼岸明けとなります。
お盆の場合は、盆の入りや盆明けにお墓参りに行く人が多くなりますが、お彼岸の場合は、彼岸入りから彼岸明けまでの7日間の間であれば、特定の日に行った方が良いという風習などはありません。そのためお彼岸が近づいてきたら、7日間の間にお墓に行きやすい日がないか確認するところから始めておくと良いでしょう。
そんなお彼岸のお墓参りは、必ず行かなければいけないものではありません。仕事や日常生活が忙しく、この時期には行けないという人もいるでしょう。そんな場合は、彼岸明け以降にお墓に行くようにするのも良いでしょう。
お彼岸の時期は、渋滞や混雑で頭を悩ませる状態になることは少なくありません。彼岸明けで落ち着いたタイミングであれば、ゆっくりとお墓参りをすることができます。

お墓参りの方法をご紹介

お墓参りに特別な作法はありませんが、流れを覚えておけばスムーズにお参りをすることができます。
お墓に行ったら、まずすることになるのが手桶に水を汲むことです。手桶やひしゃくが用意されているかは、墓地によって様々で、備え付けになっていない場合は個人で持ち込む必要があります。
水を汲み準備ができたらお墓に向かい、合唱礼拝をしてお墓の周りの掃除を始めます。掃除のやり方に関して細かい決まりはありませんが、汲んできた水や用意しておいたスポンジなどで墓石を綺麗にしたり、周りに生えた雑草を抜いていくなどの流れが一般的です。お墓が綺麗になったら、打ち水をして掃除は終了となります。
掃除が終わった後にすることが、お供えなどの準備です。おはぎや牡丹餅、ご先祖様が好きだった食べ物やお酒などをお供えし、ろうそくや線香の準備をしていきます。お菓子などは半紙や懐紙の上に置くことがマナーです。一通り準備が終わったら、もう一度合唱礼拝をします。
合唱礼拝では、ご先祖様に近況の報告をしたり、今後の抱負を伝えたりすると良いでしょう。
ご先祖様への報告などが終われば、お参りは終了となりますが、お供えをしたお菓子などを置いていくかどうかは、人によって様々です。お供えを置いていくことも可能ですが、食べ物を置いておくとお墓が荒らされる原因となることもあります。それだけに、お墓を綺麗に保ちたいのであれば、持ち帰りを選んでおく方が良いでしょう。
お墓参りをする前には、手桶やひしゃく、お墓を洗うスポンジ、線香やろうそく、お供えなどを準備しておけば、スムーズにお墓参りをすることができます。

お墓参りのまとめ

お墓参りのタイミングの一つが、お盆とお彼岸です。お盆は8月の15日前後、お彼岸は春分の日もしくは秋分の日の前後3日間を合わせた合計7日間となります。お墓参りにいつ行けば良いか、迷っているのであれば、こうしたタイミングに足を運んでみると良いでしょう。
お墓参りでは、ご先祖様に合唱礼拝を行うだけでなく、お墓の掃除をしたり、お供えをしたりすることになります。スムーズにお参りをしたいのであれば、お墓の掃除に必要な道具や、お供え、線香やろうそくなど、必要な道具をしっかり準備しておくと良いでしょう。事前準備をしっかりとしておけば、落ち着いてお墓参りをすることができるようになります。