韓国の即席麺「辛ラーメン」・共同=や「チャパゲティ」などを開発した食品大手「農心」の創業者、辛春浩(シンチュンホ)氏が27日、持病のため死去した。90歳だった。韓国メディアが報じた。辛ラーメンは韓国の国民食となっただけでなく、現在100カ国以上に輸出されており、辛氏は「ラーメン王」との異名でも知られる。
報道によると、1930年、南東部・蔚山生まれ。ロッテグループ創業者の故重光武雄(本名・辛格浩(シンギョクホ))氏の弟で、当初はロッテの製菓事業などに携わっていたが、日本で即席麺が人気を集めていたことに注目。「時期尚早だ」との兄の反対を振り切って65年に独立し、即席麺事業を始めた後、78年に社名を農心に変更した。