西村京太郎さん 91歳=作家が死去

鉄道ミステリーの第一人者で、「十津川警部」シリーズなどで知られる作家の西村京太郎(にしむら・きょうたろう、本名・矢島喜八郎=やじま・きはちろう)さんが3日、肝臓がんのため神奈川県湯河原町の病院で亡くなった。91歳。葬儀は近親者で営んだ。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻瑞枝(みずえ)さん。

東京都出身。人事院に勤務したが、29歳で退職し執筆業に専念。1963年に「歪(ゆが)んだ朝」でオール読物推理小説新人賞、65年に「天使の傷痕」で江戸川乱歩賞を受賞した。78年にブルートレイン「はやぶさ」を舞台にした「寝台特急殺人事件」が大ヒット。列車や時刻表をトリックに用いた鉄道ミステリーを数多く執筆した。著作は600作品を超え、警視庁の十津川省三警部が難事件に立ち向かう「十津川警部」シリーズな…

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