平和、人権、護憲訴えた 江田五月元参院議長を悼む声が死去

社会民主連合(社民連)代表や民主党政権の法相などを歴任した江田五月元参院議長が死去した28日、与野党から悼む声が相次いだ。立憲民主党の枝野幸男代表は「我が国の戦後を支え、平和や人権を守り抜いてきた偉大な政治家を失ったことを、残念に受け止めている」とする談話を発表。「市民活動の支援に積極的に取り組み、NPO制度の基盤を築いた」と功績をたたえ、「官房長官として東日本大震災・東京電力福島第1原発事故の対応に当たった私を重鎮として力強く支えていただいた」と感謝した。

社会市民連合(後の社民連)時代から政治活動を共にしてきた菅直人元首相は自身のツイッターで「ともに岡山県にルーツを持つ政治の『兄貴分』として、言葉で言い尽くせないくらいお世話になりました。裁判官出身だけあって私と妻・伸子の夫婦げんかを仲裁した唯一の方でした」と思い出を記した。立憲の岡山県連代表を務める難波奨二参院国対委員長は記者団に「遺志を継いで、民主政治の発展のために全力をあげたい」と惜しんだ。

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