女優の大路三千緒（おおじ・みちお、本名・神山美知子＝かみやま・みちこ）さんが12日、脳梗塞（こうそく）のため死去した。100歳。葬儀は近親者で営んだ。
1937年、宝塚音楽歌劇学校（現宝塚音楽学校）に入学。同期には越路吹雪、乙羽信子らがいた。名脇役として活躍し、花組と雪組で組長を務めた。80年に退団する前からテレビドラマなどにも出演。
NHKドラマ「阿修羅のごとく」で主人公4姉妹の母親役、NHKの連続テレビ小説「おしん」で主人公の祖母役を務めた。2014年、歴代スターや名脇役、スタッフを顕彰する「宝塚歌劇の殿堂」メンバーに選ばれた。
