元大阪ガス社長、領木新一郎さん死去 92歳 阪神大震災復旧主導が死去

阪神大震災発生時に大阪ガス社長だった領木新一郎(りょうき・しんいちろう)さんが21日、死去した。92歳。葬儀は近親者で営んだ。会社主催のお別れの会を後日開く。

大阪市出身。1954年に京都大法学部を卒業し、大阪ガス入社。91年に社長就任。社長だった95年1月17日、阪神大震災で営業エリアの各所でガス管が破断。大規模なガス管修復という前例のない難事業に取り組み、同年4月11日に全面復旧を果たした。

98年に会長に就任。99年から4年間、大阪工業会の会長を務めた。在任中、企業の会費負担軽減のため経済団体を減らすべきだとの議論が本格化し、大阪商工会議所との統合を決断。大阪工業会は2003年に大商と統合し、解散した。

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