ハビエル・ペレス・デクエヤルさん １００歳＝元国連事務総長が死去

第５代国連事務総長を務めたペルー人のハビエル・ペレス・デクエヤル氏が４日、リマの自宅で死去した。１００歳だった。家族が地元メディアに明らかにした。１９８２年から２期１０年間、南米出身で初の事務総長としてイラン・イラク戦争（８０～８８年）やアフガニスタン紛争（７９～８９年）など多発する国際紛争の解決に尽力した。

リマ生まれ。４０年、ペルー外務省に入り、スイスやソ連、国連の大使を務めた。深刻化した南北問題の解決を期待され、８２年１月、事務総長に就任し、８６年に再任された。