ジャズ評論家、瀬川昌久さん死去 97歳 文化庁長官表彰が死去

最長老のジャズ評論家として活躍した瀬川昌久(せがわ・まさひさ)さんが29日、肺炎のため死去した。97歳。葬儀は未定。喪主は妻摩里子(まりこ)さん。

東京都生まれ。1944年、学徒出陣し海軍へ。45年の敗戦後は復員船となった氷川丸に乗り込み、乗組員らを慰労するため東京・有楽町の日本劇場に出演中の人気バンドを船内に招いてジャズコンサートを開いた。

50年に東京大法学部卒、富士銀行(現みずほ銀行)入行。米ニューヨークに赴任した53年、カーネギーホールで天才とうたわれたチャーリー・パーカーやビリー・ホリデイらのライブに触れた。定年退職まで勤める傍らジャズ評論を執筆。ビッグバンドの系譜や映画の中でのジャズの使われ方を丹念に研究し、守備範囲はミュージカルやシャンソンなどにも及んだ。

長年の評論やプロデュース活動により2015年、文化庁長官表彰を受けた。著書に「ジャズで踊って 舶来音楽芸能史」「瀬川昌久自選著作集」など。

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