日本のジャズ界をけん引してきたベーシストの鈴木勲(すずき・いさお、本名勲夫=いさお)さんが8日午前5時17分、新型コロナウイルス感染による肺炎のため川崎市中原区の病院で死去した。89歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。喪主は長男一世(いっせい)氏。
1956年に活動を始め、ジョージ川口さんや渡辺貞夫さんらのグループに参加。70年にジャズドラマーのアート・ブレイキーに見いだされて渡米し、ジャズ・メッセンジャーズの一員として活動した。エラ・フィッツジェラルド、チャールズ・ミンガスらジャズ界の巨匠らとも共演した。
「BLOW UP」などアルバムも多数発表した。(共同)