キム・ギドク監督死去 59歳 映画「嘆きのピエタ」など 新型コロナでが死去

聯合ニュースによると、韓国の代表的な映画監督、キム・ギドクさんは11日未明、旅先の旧ソ連ラトビアで新型コロナウイルスのため死去した。59歳。

2012年のベネチア国際映画祭で映画「嘆きのピエタ」がコンペティション部門最高賞(金獅子賞)を受賞。日本でも02年に「悪い男」が福岡アジア映画祭グランプリを受賞するなど、国際的に活躍した。

報道によると、キムさんは11月20日にラトビア入りした後、今月5日から連絡がつかなかった。

韓国でも性暴力被害を告発する「#MeToo運動」が盛んになる中、17年ごろから女優による被害の告発が相次いだ。キムさんも訴えてきた女優とその主張を報じた番組に名誉毀損(きそん)で損害賠償訴訟を起こすなど対抗措置を講じたが、この訴訟では今年10月28日にソウル地裁で敗訴した。【ソウル堀山明子】

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