東京都内で21日に営まれた通算400勝投手の金田正一さんのお別れの会。1973~78年、90~91年に監督を務めたロッテからも多くの関係者、OBらが参列した。会場では、19日に死去したロッテグループ創業者の重光武雄オーナーからの弔電も読み上げられた。
河合克美オーナー代行兼球団社長は「いつも球場に来ていただいた。始球式に臨んだ女性に『よく届いたなあ』と声を掛けたり、明るい人だった」と故人をしのび、「(金田さんは)重光オーナーを本当に慕い、奥様とも親交を深くしていた」と振り返った。
ロッテが勝率1位でパ・リーグを制して日本一になったのは、金田さんが采配を振った74年が最後(2005年はリーグ2位からプレーオフで優勝し、日本一)。井口監督は「よくベンチに遊びに来られたが、スケールの大きな人だった。今年はぜひ優勝したい」と意気込んだ。【田内隆弘】