「どんな思いで亡くなられたのか」めぐみさんの同級生、声を詰まらせ 横田滋さん死去が死去

北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父親で、拉致被害者救出運動のシンボル的存在だった横田滋さん(87)が5日死去した。めぐみさんの同級生は滋さんが求め続けた被害者の早期救出を改めて願った。

「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」の代表、池田正樹さん(56)=新潟市=は同日、「どんな思いで亡くなられたのか……。(めぐみさんとの再会が)間に合わなくて申し訳ない気持ち」と声を詰まらせた。

池田さんは、めぐみさんと新潟市立寄居中学の同級生で、同じバドミントン部。めぐみさんが下校途中に拉致された1977年11月15日の夕方まで、部活で一緒に汗を流していた。新潟に帰郷後の2011年、めぐみさんの帰国を願って同級生たちが毎年新潟市内で開くチャリティーコンサートに参加。翌年から同級生の会の代表を務めている。

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