野村克也さん 84歳=元プロ野球捕手が死去

プロ野球の名捕手で戦後初の3冠王にもなり、監督としても4球団を率いて3度の日本一に輝いた野村克也(のむら・かつや)さんが11日、東京都内の病院で虚血性心不全のため亡くなった。84歳。葬儀は近親者のみで営み、お別れの会を後日開く。

京都府網野町(現京丹後市)出身。府立峰山高からテスト生として1954年に南海(現ソフトバンク)に入団し、3年目から正捕手となって、的確なリードと強打を武器に活躍。65年に打率、本塁打、打点の3冠王に輝いた。70~77年は選手兼任監督を務め、73年にパ・リーグを制覇。78年にロッテ、79年に西武に移籍し、80年のシーズン終了後に引退した。

27年間の通算で、出場3017試合は当時のプロ野球記録で歴代2位。657本塁打と1988打点も歴代2位で、打率は2割7分7厘。パ・リーグで最優秀選手(MVP)5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回を獲得した。89年に野球殿堂入りした。

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