東映グループ会長 岡田裕介さん死去 71歳 俳優、映画プロデューサーが死去

東映グループ会長で俳優としても活躍した、岡田裕介(おかだ・ゆうすけ、本名・剛=つよし)さんが18日、急性大動脈解離のため死去した。71歳。葬儀は近親者で営む。後日お別れの会を開催する予定。喪主は妹高木美也子(たかぎ・みやこ)さん。

京都市生まれ。東映元会長の岡田茂さんの長男で、慶応大在学中にスカウトされ、芸能界入り。1970年、東宝の「赤頭巾ちゃん気をつけて」に主演して映画デビュー。俳優として活躍する一方、75年の日本アート・シアター・ギルド(ATG)、喜八プロ製作の「吶喊(とっかん)」では主演とプロデューサーを兼任。以降プロデューサー業に軸足を移し、80年「動乱」、84年「天国の駅 HEAVEN STATION」などの製作に携わった。

88年、東映に入社。茂社長の下、第1企画製作部長、東京撮影所長などを歴任。88年「華の乱」、2001年「千年の恋 ひかる源氏物語」、05年「北の零年」などの製作に携わった。02年に社長に就任、14年から東映グループ会長。同年から日本映画製作者連盟会長も務めた。

岡田会長のプロデュース作品で数多く主演を務めた俳優の吉永小百合さんの話 信じられないことです。お疲れがたまっていらしたのですね。これから映画(「いのちの停車場」)の完成まで、どうぞお力を私たちに与えてください。見守ってください。

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