イタリアの作曲家で、「ニュー・シネマ・パラダイス」など数々の映画音楽を担当した巨匠、エンニオ・モリコーネさんが6日、ローマの病院で死去した。91歳だった。大腿(だいたい)骨を骨折し入院、手術を受けた後、容体が悪化したという。イタリアのメディアが報じた。
1928年、ローマで生まれた。名門サンタ・チェチーリア音楽院で学び、50年代から活躍、400本以上の映画音楽を手がけた。
マカロニウエスタンの代表作「荒野の用心棒」をはじめ、幼なじみでもあるセルジオ・レオーネ監督の多くの作品で音楽を担当。口笛によるメロディーなど、叙情的で優雅でありながら強い印象を与える音楽が特長として知られた。