実母の葬儀エピソード [Uさん(男性) / 40代)]

当時はすでに90歳近い年齢でしたが意外と元気で家族と同居していた実母でした。ところが或日の夕刻にお風呂場で突然に倒れ、意識を失いながら救急で運ばれましたが、ことすでに息を引き取っていたのです。
実母の死亡の直接の原因は脳卒中で、浴槽の中で身を沈めていて亡くなっていたのですが、状態を発見して早速、救急車で病院へ搬送しましたが、其の時には既に死亡が確認され、直ぐに地元の警察に通報されて署内で事故死(病死)と見なされました。

JAを経由して葬儀場を探すことに

その後は、早速ながら葬式に望んだのですが、其れにしても始めての実母の葬儀ということで、実に緊張して慌てていたのが昨日のように思い浮かびます。
葬儀社については始めは警察関係の紹介も有ったのですが、実は我が家は昔からJA、地元の農協の会員でも有ったので、しかも、地元のJAの葬儀場は病院や警察署の直ぐ近くに有ったのでそちらを利用したわけです。

自宅で葬儀を行う段取りについて

そして、いよいよ我家で葬儀を施行する時は、葬儀社を決めてから早速打ち合わせになりますが、長老の義父(嫁の父)と私自身で打ち合わせを行いました。 其の打ち合わせの主な内容についてですが、まず始めに弔問っを受ける「喪主」を決めます。
此れは当然ながら惣領の筆者自身でしたが、其の喪主は故人に代わって弔問を受ける立場の人になり、その前にも葬儀関係の諸々の諸事項についての指示をだします。

次に、通夜や本葬儀の日程、又、火葬の日取りなどの役所の関係事項も処理しておきます。一般的な葬儀の順序というのは、仮通夜、通夜、葬式、告別式、お別れ会などがあります。

誰までを葬儀に呼ぶのか これが問題

弔問客を受ける順として、ある程度の順番や序列を決めておきます。
原則として血縁の濃い順に選び、先ず、配偶者、長男、次男などの順になるようです。

同じ仏教でも宗派により異なる二週


次に、通夜や葬儀を行うための僧侶の手配ですが、我が家では田舎のいわき市に先祖の菩提寺がありますので、その宗派は京都に本山を置く妙心寺派の末寺であったので、葬儀社と相談の結果、隣町の同系の寺院があるというので、そちらへ本通夜と読経をお願いすることにしました。
この時戒名等は未だなかったので、生前の名前に故をつけて仮戒名で行いました。

かかった葬儀の費用について

葬儀の費用は、色々と規模や大きさにもよりますが、我家の場合は始めは家族葬にしようとお思いましたが実母自身のお付き合いや、私自身の会社の関係、其れに兄弟たちの会社の関係もあって、通常の葬儀である一般葬の告別方式にしたのです。 

予算的には主要な費用として200万円を軽くオーバーしましたが、参列者も200人近い多数の来場者が有って、結果的には良かったかなといまでも思っております。

葬儀の一連の流れ

そして、此の葬儀社による葬儀が滞りなく、引続き告別式が行われました。
この時には、全ての縁者・親戚、知人、友人、遠方、周辺を問わず、又、会社や仕事の関係者も、最後のお別れに参列してきます。
式次第に則って、僧侶のお経、そして会葬者の焼香が続きます。
その後で、喪主が代表して会葬者に対し、旧来から世話になった参列者に対してお礼を申し上げ、最後のお別れをします。
当然ながらその後は、市内郊外の火葬場で最後のお別れをしました。

葬儀を取り行った感想

それにしても、家族内で初めて故人が出て、いざ葬儀を初めて行うということは所正直緊張するものでした。
ただ筆者の場合は近くに長老もいたことだし、何よりも葬儀関係も執り行っているJAの会員であったことも幸いしました。
そのために迷うことなく関係者と相談をしながらスムースに進行し執り行われたことが何よりでした。
ただ、葬儀費用については当初の見積もりより大幅に嵩んでしまったが、葬儀という我が家にとっては初めてのイベントだったので仕方がないとも思っている次第です。