葬儀の手配や準備が初めての場合は、段取りに迷うこともあるでしょう。
一般的な葬儀の流れとしては、依頼する葬儀会社を決めることから始まります。
葬儀会社の目星があれば問題ありませんが、多くの場合は葬儀までの短い時間の中で、急に葬儀会社を選択する必要に迫られます。
このためよく調査せずに決めてしまい、後で失敗したと思うケースがあります。
私自身も葬儀会社を自分で選ぶ余裕がなかったため、病院からの紹介で依頼しました。
葬儀費用は葬儀会社に総額で180万円程度の支払いがあり、これとは別に僧侶の手配に20万円ほどかかりました。
しかし参列人数から考えても、これは明らかにかかり過ぎでした。
様々なプランを用意している葬儀会社があり、家族葬形式や一日葬などのかなり安く済むプランがあります。
「家族葬」というのは名称に誤解があるのですが、身内のみが参列するということではなく、外部からの参列も可能です。
そこまで多人数の参列を予定していないのであれば、小さな葬儀の形式で行うことで料金を安く抑えることができます。
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葬儀費用は総額でかかる費用を意識する
葬儀にかかる費用は、葬儀会社に支払うものだけではありません。
僧侶を自分で手配するのであれば、別にその費用がかかります。
私の場合は葬儀の僧侶を昔から付き合いのあるお寺にお願いしましたが、少し後悔しています。
なぜなら、葬儀会社を通じて僧侶を手配すれば、もっと格安で行うことができたからです。
葬儀会社の選び方も失敗しましたが、僧侶の手配に関しても安い方法を調べておくべきでした。
急な死去で精神的な余裕がなく、費用を詳細に検討することができなかった結果です。
葬儀会社に対して、費用の各項目についてしっかり確認しておくべきでしたが、それもあまりできませんでした。
例えば、火葬場に行くのは一台のバスがあれば十分な人数でしたが、タクシーの手配をしたため余計な費用がかかりました。
以前に他人の葬儀に参列した際にタクシー利用であったため、そのイメージがあって勝手な思い込みで起こったことです。
時間のあるうちから葬儀会社の情報を収集しておく
亡くなる前から何社かの葬儀会社のプランを比較検討して、その中から希望に合う業者を選んでおけばよかったと思います。
いざという時に慌てる必要がなく、コスト面も十分に考慮した葬儀の手配ができるからです。
もし今葬儀をするなら、たとえ亡くなった直後であっても、インターネットを使って比較検討を十分に行うと思います。
コストを削減すると葬儀がみすぼらしくなると思いがちですが、これは誤解です。
一般的な葬儀と家族葬で、葬儀の主な流れはほとんど変わりません。
もちろん葬儀に求めるものは遺族によって違いがありますが、そこまで特別な葬儀を希望するのでなければ、小さな葬儀を中心に選んでいくと費用対効果の高い葬儀になる可能性があります。
大切なことは、必要な費用の細かな項目について事前によく確認しておくことです。
そこで何か削減できるものがあれば、葬儀会社と打ち合わせすることが大切です。
根本的に重要なのは、自分が気持ちよく葬儀ができる葬儀会社を選択することです。
信頼性に欠ける葬儀会社を利用すると、ただでさえ気分が重い葬儀がますます重荷になります。
遺族の気持ちにしっかり寄り添える葬儀会社であれば、余計な負担を感じることなくスムーズな葬儀が可能です。