近所に住む友人の親のお葬式の手伝い

はじめてのお葬式エピソード

 今日は近所に住む僕の友人(男性)の親のお葬式のお手伝いをした時のエピソードを書いていきたいと思います。

「葬儀屋への問い合わせを任されました」

 真夜中に友人から着信があり、出てみると「オヤジが危篤なんだ。それで頼みがある」との事だったので、すぐに病院へ出向きました。

 すると友人は「御覧の通りよ・・・頼みってのは葬儀屋へ問い合わせて、手配の仕方や予算、スケジュール等を調べてきてくれないか?俺、病院にいないといけないからさ」というのです。

 僕は「わかったよ!任せておけ。とりあえず俺、家に帰ってもう1度寝るわ。寝て起きたら葬儀屋も営業するだろうから、朝一で葬儀屋に行くわ」といい、その日は別れました。

 近所の葬儀屋へ出向いて、葬儀屋のスタッフさんに色々と聞いたところ、「今は昔と違い葬儀の予約もできますし、50万円もあれば立派な葬儀ができますよ。葬儀の手配やら、火葬、お葬式までのサポートはこちらでさせていただきます。」という事でした。

 友人にこの旨を伝えると、「ありがとう!助かったよ。親父はあと10時間持たないわぁ・・・」という事だったので、僕も病院へ駆けつけました。

 夕刻になったと同時に、天に召されていきました。ここからは友人と僕と、数少ない近所や親戚等で協力し合って、何とか葬儀をしていくことになったのです。

「御膳の手配は事前にしておくべきでした」

 友人宅へお邪魔をして、色々と葬儀に関して、手続きをする事になり、家の整理やら掃除に追われていた時でした。

 近所のお姉さんが、「すみません。こんな時になんですが・・・ふと疑問に思ったのですが、お葬式や通夜での食事の手配はされましたか?御膳の事なのですが」と言ってくれた事で思い出しました!

 僕と友人は焦りながらも、すぐに御膳の手配をしました。葬式の御膳の手配は間に合うとの事でしたが、「通夜の食事まで間に合いそうにありませんので、ひとつ提案があります。わたくしの知り合いが某ショッピングセンターの総菜コーナーでチーフをしております。そのチーフにオードブルを発注させていただき、少し無理を言って早く作らせる事ができますが、いかがですか?」との事でした。

 僕は友人に許可を取り、「ではお願いします!」という事で、すぐにチーフに連絡を取り、「3時間半で仕上げる!」と言ってくれたのです。

 そこで僕と近所のお姉さんが、このオードブル5セットを取りに行きました。何とか事なきを得ました。

「やはり役割分担と事前の手配が重要です」

 当たり前の事なのですが、役割分担が非常に重要な事が再認識させられた一コマでした。

 葬儀系を取り仕切りる人、食事の手配、運転する人、受付をする人、葬儀屋とやり取りをする人、と役割分担をして、出来れば事前に余裕を持って手配しておくことですね。

 本当に食事の件は、「ど、どうしよう」と僕と友人がなりましたが、何とか料理やの主人の機転と人脈によって回避されました。

「まとめ」

 やはり葬儀等は混乱する事が当たり前ではあるのですが、もう少し余裕を持って事前に手配やら、流れをつかんでいれば、スムーズに執り行う事ができるのだと思います。

 上記にも書きましたが、役割分担がとても重要だと思います。この役割分担によって、葬儀の流れやら雰囲気が決まるといっても過言ではありません。

 決して一人で頑張ろうとせずに、周囲に助けを求めて進めるべきだと思います。

 そして、葬儀をスムーズに執り行い、故人を偲び天国へ送り出すことが我々のつとめなのだと思います。