三菱商事・槙原稔元社長が死去 90歳 不良資産処理に尽力が死去

三菱商事の元社長で、経団連の副会長も務めた槙原稔(まきはら・みのる)氏が13日午後9時17分、心不全のため死去した。90歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻喜久子(きくこ)さん。後日、会社主催のお別れの会を開く予定。

1992年6月に社長就任後、バブル期に膨らんだ不良資産の処理を急いだ。資源価格が低迷し商社に逆風が吹く中、早期に財務体質の健全化を図り、のちの業績拡大への下地をつくった。

米ハーバード大を卒業した米国通としても知られ、日米財界人会議の議長も務めた。経団連の副会長や米IBMの社外取締役にもなるなど、幅広く日米の経済界で活躍した。(共同)

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