「一目会わせたかった」「残された私たちが恩返しを」…横田さん悼む拉致被害者らが死去

拉致被害者家族会の元代表で、家族らの精神的な支柱だった横田滋さん(87)が5日、死去した。待ち望んだ長女めぐみさん(行方不明時13歳)との再会を果たせないまま旅立った滋さんの無念を思い、関係者からは「一目でも会わせたかった」と悔やむ声が上がった。家族は「気持ちの整理がつかない」との心境を公表している。

妻早紀江さん(84)は双子の息子、拓也さん(51)、哲也さん(51)とともに談話を発表した。「多くの方々に励ましやご支援をいただきながら、めぐみを取り戻すために主人と2人で頑張ってきましたが、主人はめぐみに会えることなく力尽き、今は気持ちの整理がつかない状態です」とつづった。横田さんと同じ川崎市のマンションに住むパートの女性(65)は「滋さんはずっとめぐみさんに『生きて会いたい』と言っていたので…

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