良いお墓を選ぶための基本

はじめてのお墓選び

お墓にはさまざまな考慮するポイントが数多く存在します。代表的なところでいうと、お墓のスタイル及び費用です。人によっては、お墓がどこにあるのかといった環境や交通アクセスを重視することもあります。施設系のお墓の場合なら、施設の設備が大事になってきます。

お墓のスタイル

お墓といっても、最近では色々なスタイルのお墓が存在します。一つ目に挙げられるお墓は、一般的にお墓と聞いてまず思い浮かぶ「一般墓」です。昔ながらのお墓ということもあり、親しみ深い印象を受けます。ご先祖様と一緒にお眠りになりたいというかたは、この一般墓を選択することが多いです。二つ目に挙げられるお墓は「樹木葬」です。樹木葬とは、墓石の代わりに花や樹木を墓標とする墓のことです。メリットとして、自然に返すという特徴から、一般的なお墓よりも費用が安いということが挙げられます。海や宇宙に遺骨を撒く散骨とは異なり、しっかりとお墓に遺骨を納めることも特徴の一つです。三つ目に挙げられるお墓は、「永代供養墓」です。前述した一般墓は、先祖代々つないでいく墓という特徴があり、子供たちや孫に墓の世話を任せる形になります。しかし、お墓の世話をしてくれる人がいない方もおられます。そういった方におすすめなのが、この永代供養墓です。永代供養墓は一般墓とは異なり、お寺などといった信頼のおける場所にて、お墓の世話を任せる形になります。管理料といった、継続的に必要な費用が掛からないというメリットがあり、永代供養墓を選択する人も増えています。しかし、場所によっては、後から遺骨を取り出せないというデメリットが存在します。四つ目に挙げられるのが、「納骨堂」です。一般墓がない、お墓の土地がないといった方が利用するのが、この納骨堂です。室内に遺骨を納め、管理や手入れを一任してしまうシステムであり、極めて気軽にお参りをすることができます。費用も控えめになるため、近年はこの納骨堂に遺骨を納め、行きたい時にお参りをする、といった形が増えています。しかしながら、どのスタイルのお墓にもメリット及びデメリットが存在します。そのため、お墓のどういった点を重視したいか、お墓に割り当てられる予算はいくらぐらいなのか、相談しつつお墓のスタイルを決定しましょう。

まとめ

お墓選びをすることになった場合、まず最初にしなければいけないのは、遺族間での話し合いです。お墓を建てるかどうか、予算はいくらぐらいなのか、誰が手入れをするのかといったことを、この時点で決定しておくことが大切です。ここでしっかりと決めておくことによって、後々のお墓選びがスムーズにいき、より満足のできるお墓を選ぶことができるようになります。そして何より、亡くなった方を想いながら選ぶことが大事です。お墓選びとは一種の弔いであり、亡くなった方への最後のプレゼントにもなります。後悔しないお墓選びのためにも、大事なポイントをしっかりと抑えなければいけません。