全国高校サッカー選手権で長崎・国見高を戦後最多タイとなる6度の優勝に導き、日本代表も育てるなど長年サッカー界に携わった小嶺忠敏さんが7日、76歳で亡くなった。教え子で元日本代表のFW大久保嘉人さん(39=元セ大阪など)は自身のSNS(ネット交流サービス)で「先生に教わったこと全てが今の自分になっています」としのんだ。
大久保はツイッターなどで直筆のメッセージを掲載。「怖い怖いと思われていた先生。でも、私が知っている先生は本当に優しくていつも最高の笑顔を見せてくれる先生でした」と懐かしんだ。昨季限りで現役を退いたこともあり「先生に直接、引退の報告ができて良かった。先生が作ってくれた大久保嘉人のサッカー人生を最後の最後まで見届けてくださり本当にありがとうございました」と感謝の気持ちをつづった。【生野貴紀】