「女性初の重責、果たした」 扇千景さん死去 政界から悼む声が死去

扇千景元参院議長の死去を受け、与野党からは13日、悼む声が相次いだ。

1990年代に新進党で行動を共にした公明党の山口那津男代表は国会内で記者団に「とても明るく風格のある人柄。女性活躍の草分け的な役割を果たした素晴らしい方だった」としのんだ。

2000年に扇氏らと共に保守党を結成した自民党の二階俊博元幹事長は「初代国土交通相、女性初の参院議長として国政でおおいに活躍をされ、国家の発展に大きく貢献された」とのコメントを発表した。

自民党の茂木敏充幹事長は党役員会で、扇氏を「数々の要職で『女性初』の言葉を背負い、その重責をしっかりと果たしてこられた。政治の世界で女性活躍の道を切り開いた第一人者だった」と振り返った。

旧自由党などで扇氏と活動した立憲民主党の小沢一郎衆院議員はツイッターへの投稿で「同志として政治行動を共にした際の、エネルギッシュなお姿が目に浮かびます。とても存在感があり、積極的にアイデアを出して果敢に取り組んでいく素晴らしい政治家でした」などと振り返った。【畠山嵩、安部志帆子】

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